海外FXで損益通算はできる!?確定申告をする際の注意点やポイント3つをご紹介
「海外FXで得た利益を確定申告をするにあたり、損益通算ができるのかについて知りたい…。」と思っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、海外FXにおける損益通算についてや、確定申告・海外FXと国内FXの税制の違いについてご紹介します。
また、記事の最後には、確定申告をする際の3つのポイントも紹介しています。
記事を読むことで、海外FXにおける損益通算について理解でき、確定申告を円滑に行えるようになるでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。

海外FX「BigBoss大攻略」編集部
FXトレードの経験があるライターによる執筆記事のみを掲載。「海外FXをもっと簡単に」というミッションのもと発信活動を続けている。
そもそも損益通算とは?
損益通算とは、赤字の所得を他の黒字の所得から差し引ける制度のこと。例えば所得に100万円の黒字と50万円の赤字があったとして、損益通算を行えば、黒字の100万円から赤字の50万円を差し引けます。
差し引くメリットとして、差し引き後の所得に対して税金ががかかるので、支払う税金が安くなることが挙げられます。
海外FXと国内FXそれぞれにおける損益通算の違い
海外FXと国内FXそれぞれで定められている損益通算の違いを見ていきましょう。
以下では海外FXと国内FXの税制の違いを表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
比較項目 | 海外FX | 国内FX |
所得区分 | 雑所得 | 雑所得 |
税区分 | 総合課税 | 申告分離課税 |
税率 | 累進課税 | 一律:20.315% |
損益通算 | 総合課税の雑所得同士なら可 | 申告分離課税の雑所得同士なら可 |
損失繰越 | 不可 | 可(3年間) |
海外FXの損益通算
海外FXの所得区分は雑所得、税制度は総合課税、税率は累進課税方式です。損益通算は総合課税の雑所得同士なら可能。ただし、国内FXにあるような損失の繰越はできません。
また、累進課税方式なので、稼げば稼ぐだけ支払う税金が高くなってしまいます。ちなみに、課税所得が420万円以下であれば、海外FXの方が国内FXよりも税金が安く済むでしょう。
国内FXの損益通算
一方で、国内FXの税制は海外FXと、まったく異なります。国内FXの所得区分は雑所得、税制度は申告分離課税、税率は一律20.315%です。
また、国内FXの損益通算は申告分離課税の雑所得同士なら可能です。海外FXと違い、損失繰越が3年間できるのが特徴といえるでしょう。
ちなみに、経費として申告するものがある場合は、必ず領収書を添えるようにしてください。なぜなら、領収書を失くした場合に「買ったのは事実!」といくら言い張っても、買った証明ができなければ経費として申告できないからです。
また、経費として認められるものと認められないものがあるので、事前にきちんと調べておきましょう。
海外FXで損益通算をするためには確定申告が必要!
海外FXで損益通算する際、場合によっては確定申告を行う必要があります。
基本的に、企業勤めで給与をもらっている人で、副業で別途20万円以上の所得があった場合に確定申告が必要となります。つまり、海外FXも副業に入るので、FX取引の利益が20万円以上出ていなければ、確定申告を行わなくても問題はありません。
また、サラリーマンの確定申告は、勤めている企業側が年末調整で行ってくれます。しかし海外FXなどの副業をしている場合は、確定申告を自分で行わなければなりません。
ちなみに、以下3つの項目の内1つでも当てはまる方は、利益に関わらずに確定申告が必要になるのでチェックしておきましょう。
- 個人事業主の方
- 給与所得が2,000万円を超えている方
- 給与所得を2か所以上から受けている方
海外FXで損益通算をする際の3つのポイント
最後に、海外FXで損益通算をする際のポイントをご紹介します。海外FXで確定申告をする際のポイントは3つあり、以下の通りです。
- 海外FXは国内FXとは損益通算できない
- 海外FXは損失繰越できない
- 他の雑所得との損益通算は可能
1つずつ順番に解説していきますので、海外FXで損益通算を行いたい方は、ぜひ参考にしてください。
ポイント1:海外FXは国内FXとは損益通算できない
海外FXは、国内FXとの損益通算ができません。なぜなら、国内FXは申告分離課税で、海外FXは総合課税なので、そもそも両者の税制が異なるからです。
基本的に、申告分離課税による損益と総合課税による損益は相殺できません。別々に計算する必要があるのです。
以下は、国内FXで50万円の損失、海外FXで100万円の利益が出た場合の表です。
国内FX | 海外FX |
損失50万円(損益通算できない) | 100万円(全額課税対象) |
以上の場合、国内FXの損失50万円を損益通算できず、海外FXの100万円全額が課税の対象となります。
ただし、海外FXと同じ税区分の「雑所得、総合課税方式」に分類される項目であれば、損益通算は可能です。以下は、海外FXと「雑所得、総合課税方式」に分類される項目で損益通算した場合の表です。
海外FX業者AでのFX取引 | +100万円 |
海外FX業者BでのFX取引 | +100万円 |
ビットコイン取引 | ー150万円 |
ネットでの転売 | +50万円 |
上記のように、海外FXと損益通算が可能なもの同士であれば、損益通算をすると雑所得の最終利益は+100万円となります。
海外FX業者であるBigBossについて詳しく知りたい方は、以下の記事を併せてご覧ください。
【海外FX】BigBoss(ビッグボス)とは?メリット・デメリットや安全性など概要を解説
ポイント2:海外FXは損失の繰越ができない
国内FXとは違い、海外FXでは損失繰越が行えません。国内FXでは、たとえ1年間の損益がマイナスであったとしても、確定申告をすることで3年間は損失繰越が可能です。つまり、2年目もしくは3年目に損失繰り越し分を利益と相殺できるようになります。
しかし、海外FXの税制は総合課税となっており、1年間のサイクルですべて完結してしまうので損失繰越ができません。
例えば、1年目に100万円の損失が出たとして、翌年に150万円の利益が出たとしても損失分を引けないので、2年目の所得はそのまま150万円となります。
ポイント3:他の雑所得との損益通算は可能
海外FXと国内FXでは損益通算はできませんが、ほかの雑所得とであれば損益通算が可能です。例えば、アフィリエイトでの収入や本や音楽などの印税、講演料なども雑所得に含まれます。
ただし、その雑所得がどのような税区分であるのかをきちんと調べ、損益通算が可能かどうかを確認してからにしましょう。
まとめ:3つのポイントを理解して損益通算を活用しよう!
今回は、海外FXにおける損益通算についてや、確定申告・海外FXと国内FXの税制の違いについて紹介しました。確定申告を行うときには、領収書や確定申告書類などを準備しておく必要があるので準備しておきましょう。
なお、海外FXで損失を被った場合は、損益通算ができないか考えてみてくださいね!
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