BigBoss(ビッグボス)のスプレッドを解説!【口座・通貨ペア別に他業者と徹底比較】

12月 10, 2021

FXトレーダーは、毎回の取引でスプレッド分のコストを負担しなければなりません。できるなら狭いスプレッドで取引したいですよね。

それでは海外FXブローカーのBigBossでは、どれほどのスプレッドが生じるのでしょうか。詳しく知りたくても、スプレッドについて細かく説明された記事が見つからず、困っている人は多いでしょう。

そこで今回は、


・BigBossで利用できる2種類の口座のスプレッド
・BigBossと他の海外ブローカーのスプレッドの違い
・BigBossと日本国内ブローカーのスプレッドの違い
・スプレッドが広がるタイミング

について解説します。

この記事を書いた人

海外FX「BigBoss大攻略」編集部

FXトレードの経験があるライターによる執筆記事のみを掲載。「海外FXをもっと簡単に」というミッションのもと発信活動を続けている。

BigBossの特徴は?

出典:https://www.bigboss-financial.com/

まず始めに、BigBossの特徴を簡単にお伝えします。


最大999倍のレバレッジをかけられる
・日本語でウェブサイトの閲覧、問い合わせが可能
・ゼロカットシステムを採用しているため、追証の心配がない
・Forex(通貨ペア)だけではなく、CFD
・仮想通貨も取り扱っている

BigBossは海外のブローカーですが、日本語に対応しているので、英語が苦手な人でも安心して利用できます。

さらにゼロカットシステムがあるので、急な相場の動きの影響でロスカットになっても、追証の心配はありません。 またBigBossでは、CFDや仮想通貨も取り扱っています。そのため1つのブローカーで様々な取引が可能です。

BigBossにはスタンダードFX口座とプロスプレッド口座の2種類がある

出典:https://www.bigboss-financial.com/

BigBossで利用できる口座には、スタンダードFX口座プロスプレッド口座の2種類があります。それぞれの違いは以下の通り。

  スタンダードFX口座 プロスプレッド口座
レバレッジ 最大999倍 最大999倍
取引手数料 なし 1Lot往復9ドル
マージンコール 証拠金維持率50% 証拠金維持率50%
ロスカット 証拠金維持率20% 証拠金維持率20%
スプレッド 変動 変動
初回最低入金額 1,001円〜 1,001円〜
最小取引単位 0.01Lot 0.01Lot
注文方式 NDD ECN方式 NDD ECN方式
口座通貨タイプ USD、JPY USD、JPY
取引通貨ペア Forex、CFD、仮想通貨 Forex※
取引単位 1Lot = 10万通貨 1Lot = 10万通貨

※CFDはポジションの決済、レートとチャートの確認のみ可能

異なる点は、取引手数料・取引通貨ペアです。 スタンダード口座の場合、手数料は発生しません。一方でプロスプレッド口座の場合は1Lotの取引で9ドル発生します。

BigBossの口座ごとのスプレッドを紹介!

BigBossのスタンダード口座とプロスプレッド口座、それぞれの口座のスプレッドを解説します。これは結論ですが、スキャルピングするならプロスプレッド口座、取引回数が少ないならスタンダード口座を選びましょう。

スタンダード口座 プロスプレッド口座

EUR/USD 1.7
USD/JPY 1.7
AUD/USD 1.6
GBP/USD 2.6
USD/CHF 2.1

EUR/USD 0.7
USD/JPY 0.6
AUD/USD 0.7
GBP/USD 1.5
USD/CHF 1

※スプレッドは筆者が5時間(10分に1度)計測して出した数値の中央値となります。

この表を見ると、プロスプレッド口座のスプレッドの方が狭いと分かるでしょう。

しかしプロスプレッド口座の利用には、取引手数料が必要です。 一方でスタンダードFX口座の場合、手数料はかかりませんが、スプレッドがやや広め。 この違いを見て、「どちらを利用すればいいの?」と疑問に感じる人もいるでしょう。

もしスキャルピングトレードをする人であれば、スプレッドの狭いプロスプレッド口座がオススメです。 反対に取引回数の少ない人や、一度の取引通貨量が多い人であれば、スタンダード口座が良いでしょう。

スタンダード口座なら何Lot取引しても手数料は発生せず、取引回数が少なめであれば、広めのスプレッドでも損失を最小限に食い止められます。

BigBossと他の海外FXブローカーのスプレッド比較。大きな差は見られない

BigBossと他の海外FXブローカーのスプレッドを比較してみます。

  口座の特徴 EUR/USD USD/JPY EUR/JPY GBP/JPY
BigBoss (スタンダード口座) 取引ボーナスあり 取引手数料なし 1.7 1.7 2 2.9
BigBoss (プロスプレッド口座) 取引ボーナスあり 取引手数料あり 0.7 0.6 1.1 2
XM (スタンダード口座) 取引ボーナスあり 取引手数料なし 1.6 1.5 2.5 3.3
XM (ZERO口座) 取引ボーナスなし 取引手数料あり 0.1 0 0.7 1.1
GEMFOREX(オールインワン口座) 取引ボーナスなし 取引手数料なし 1.8 1.6 1.8 2.3
AXIORY (NANO口座) 取引ボーナスなし 取引手数料なし 0.3 0.3 0.7 0.9
AXIORY (スタンダード口座) 取引ボーナスなし 取引手数料なし 1.2 1.4 1.6 1.9

※スプレッドは筆者がそれぞれのブローカーのレートを5分間見続けて(15時と17時に1度ずつ)出た数値の中央値となります。 ※BigBossのEUR/JPY、GBP/JPYも同様の方法で出した数値です。

この表でBigBossと他社を比較すると、スプレッドに大きな差は無いと判断できます。 スタンダード口座のスプレッドは平均よりやや広めですが、EUR/USDとUSD/JPYはXMのスタンダード口座とほぼ同じ。

してEUR/JPYとGBP/JPYはXMの方が広いスプレッドです。 またプロスプレッド口座のスプレッドは、平均よりも狭い数値となっています。

BigBossと国内FXブローカーのスプレッド比較

出典:https://www.bigboss-financial.com/

次にBigBossと国内FXブローカーのスプレッドを比べてみましょう。国内のスプレッドは狭いですが、透明性は悪いです。

  口座の特徴 USD/JPY AUD/JPY GBP/JPY
BigBoss (スタンダード口座) 取引ボーナスあり 取引手数料なし 1.7 2.2 2.9
BigBoss (プロスプレッド口座) 取引ボーナスあり 取引手数料あり 0.6 1.3 2
DMM 取引ボーナスなし 取引手数料なし 0.2 0.7 1
SBI 取引ボーナスなし 取引手数料なし 0.09 0.4 0.5~0.69
外為どっとコム 取引ボーナスなし 取引手数料なし 0.2 0.7 1

※DMM、SBI、外為どっとコムのウェブサイトに載っているスプレッドから引用しています。なおSBIは通貨数1~1000の場合のスプレッドです。

【参考リンク】
SBI FXトレード|スプレッド実績
DMM|DMM FXのスプレッド
外為どっとコム|業界最狭水準スプレッド

この表を見ると、国内FXブローカーのスプレッドはBigBossより狭いと分かるでしょう。その理由は、国内FXと海外FXでは取引方式が異なるため。

国内FXと海外FXの違いは為替ディーラーの有無にあった!?

国内FX・海外FXの違いは、為替ディーラーが居るか居ないかです。国内FXはDD方式(Dealing Desk)であるのに対し、海外FXはNDD(No Dealing Desk)を取っています。 ※ただし国内FXブローカーでもNDD方式のところはあります。

DD方式のブローカーは、「ディーラー」としてトレーダーと取引市場を仲介し、トレーダーの注文を受けるのです。注文を市場に流すかどうかは、ディーラーの判断によって決まります。市場に流されないのは、主に「勝率の低いトレーダーによる注文」です。

透明性のあるブローカーで取引をしたいなら海外FXを選ぼう

DD方式のブローカーの利益は「トレーダーの損失額」ですので、スプレッドで利益を出す必要はありません。そのため国内FXブローカーの多くが、狭いスプレッドを提供できるのです。 一方で多くの海外FXブローカーは、ディーラーが存在しないNDD方式です。

NDD方式のブローカーは、トレーダーの注文を直接市場に流します。DD方式のようにトレーダーの損失分を利益にできないので、スプレッドや取引手数料から利益を得ているのです。 このように、BigBossと国内FXブローカーのスプレッドに差がある理由は、取引方式の違いにあるのです。

国内FXブローカーの場合、トレーダーの注文が市場に流れず、ブローカーの中で取引が完結するケースがあります。そのため取引に透明性があるとは言い切れません。 もし透明性のあるブローカーを利用して取引したい人には、BigBossのような海外FXブローカーをオススメします。

早朝・週末・経済指標時はスプレッドが広がるので注意

早朝や週末、または経済指標時はスプレッドが広がります。以下のBigBossのスプレッドをご覧ください。

スタンダードFX口座 プロスプレッド口座
EUR/USD 4.2
USD/JPY 5.4
AUD/USD 15.6
GBP/USD 19
USD/CHF 10.5
EUR/USD 3.2
USD/JPY 4.3
AUD/USD 14.7
GBP/USD 17.9
USD/CHF 9.4

表のスプレッドは11月7日(土)、週末に市場がクローズしたときの数値です。この日はアメリカで大統領選挙中でしたので、普段の週末よりもさらにスプレッドが拡大していたように感じます。

実際に、この週末と通常時のスプレッドを比較すると、スタンダードFX口座のEUR/USDでは2.5、USD/JPYは3.7、そしてAUD/USDは14の差が生じていました。 他にスプレッドが拡大するタイミングは、早朝や経済指標の発表時です。

 特に早朝の6~8時は、東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場の3大市場がクローズします。そのため通貨の流動性が下がるのです。 取引する際は、スプレッドによる損失を最小限にするためにも、早朝・週末・経済指標時を避けるのを推奨します。

まとめ

この記事では、BigBossのスプレッドを口座ごとに紹介し、他の海外ブローカーや国内ブローカーのスプレッドと比較してみました。 BigBossのスタンダード口座は、スプレッドが広めですが取引手数料はかかりません。

一方でプロスプレッド口座は、狭いスプレッドを提供する代わりに取引手数料が発生します。 そして他の海外ブローカーと比べると、スタンダード口座と他ブローカーのスプレッドに大きな差は見られません。

プロスプレッド口座は、他よりも狭いスプレッドです。 なお、国内ブローカーはBigBossよりも狭いスプレッドである特徴があります。

しかし国内ブローカーは透明性の低さが欠点。そのため、ディーラーによる仲介を避けて取引したい人や、他の海外FXブローカーと同等以下のスプレッドで取引したい人は、BigBossがオススメです。

12月 10, 2021スプレッド