海外FXはミラートレードを使えば勝てるの?ミラトレのメリット・デメリットを解説
「ミラートレードならFXで勝てるようになるはず!」
そう考えてミラートレードを始めるトレーダーは多くいます。
ミラートレードはプロのトレーダーと同じ手法でトレードできるので、効率的に資産を増やすための手法として注目されています。
しかし、
「ミラートレードってよく聞くけど本当に役に立つの?」
「実際に使う前に詳しく知っておきたい」
と考える人は多いでしょう。
そこでこの記事では、
- ミラートレードとは何か?
- ミラートレードは合法か違法か
- ミラートレードのメリットとデメリット
- EAとの違い
について解説します。
最後まで読めば、ミラートレードを使うべきかどうか判断できるようになりますよ!
また、ミラートレードよりおすすめのトレード手法もご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
池田 昇太
海外FX歴4年の現役トレーダー兼ライター
国内・海外取引所でFXトレードを行う。ファンダメンタル分析よりはテクニカル分析派であり、裁量トレードとEAを併用したトレードが得意。FX以外にも株式・投資信託・仮想通貨などにも投資しており、関連メディアのSEO記事や取材記事の執筆・編集・ディレクション業務を行っている。
ミラートレードならプロと同じ手法でトレード可能!
ミラートレ―ドとは自動売買の一種であり、プロと同じ手法でトレードする方法。
例えばプロトレーダーが1ドル110円の時にロングポジションを保有した場合、ミラートレード利用者も同じタイミングで同じ内容のポジションを保有できるのです。
プロのトレード手法はプログラム化されており、「ストラテジー」と呼ばれます。
トレーダーは複数のストラテジーから自分に合う内容を選択できますが、ストラテジーの選び方には注意が必要です。
ストラテジーごとに投資収益・スプレッド・通貨ペア・取引通貨数・手数料・最大下落率・総取引回数などが異なるため、利用する前によく確認しましょう。
ミラートレードは違法ではない!海外FX会社で利用可能
「プロと同じやり方をマネしても大丈夫なの?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
ミラートレードは違法ではないので、ご安心ください。
FX会社はプロトレーダーの手法を利用する代わりに、プロに手数料を支払っています。
つまりFX会社とプロは互いにメリットがあるのです。
したがってFX会社の利用者は、安心してミラートレードを活用できます。
ただし、FX会社自体がミラートレードを禁止しているケースもあるので注意しましょう。
とはいえ多くのトレーダーは、FX会社のサイト上でミラートレードのストラテジーを選択します。
特に海外FX会社であれば、ミラートレードの種類が豊富。
そのため海外FX会社で提供されているストラテジーを利用すれば、何も問題はありません。
ミラートレードのメリット3点
それではミラートレードを利用するメリットは何でしょうか。
メリットを3つ解説します。
メリット1.プロと同じロジックで運用できる
1つ目のメリットは、ミラートレードならプロと同じロジックで運用できる点です。
FXで利益を上げていくのは大変ですよね。
チャートの形を見る「テクニカル分析」にせよ、経済データを見て値動きを予測する「ファンダメンタル分析」にせよ、分析の精度を上げるのは簡単ではありません。
加えて「FXの相場は9割が負ける」と言われており、多くのトレーダーは大きな損失を抱えて市場から退場します。
9割が負けるような相場で利益を挙げていくには、プロトレーダーと同じやり方でやるのが効率的でしょう。
メリット2.自分でトレード環境を整えなくて良い
2つ目のメリットは、自分でトレード環境を整える必要が無い点でしょう。
ミラートレードと同じ自動売買の一種であるEA(Expert Advisor)の場合、下記のような準備が必要です。
- 取引ツール(MT4・MT5)のダウンロード
- レンタルサーバーの契約
- EAを活用するための最適なPC環境作り(OS・CPU・メモリなど)
ところがミラートレードの場合、こうした準備は必要ありません。
ミラートレードはFX会社のサイトで稼働・停止できるため、自分でトレード環境を整えなくて良いのです。
メリット3.24時間、機械的にトレードしてくれる
3つ目のメリットは、24時間プログラムが機械的にトレードしてくれる点。
為替相場が活発になるのはNYタイムですが、その時間は日本時間の深夜に当たります。
日本人がNYタイムにトレードするのは困難ですが、ミラートレードを使えばチャートの前に居なくてもトレード可能です。
そのため、ミラートレードを使えば利益のチャンスを逃しません。
加えてミラートレードは、決められたロジックで自動的に売買を繰り返します。
FXをしていると、ポジションの損切りや利益確定をためらってしまい、利益を逃してしまうケースがありますよね。
一方でミラートレードなら人間の感情が入らないため、一定のルールでトレードできるのです。
ミラートレードのデメリット3点
続いてミラートレードのデメリットも押さえておきましょう。
デメリットは下記の3点です。
デメリット1.利用料・手数料が発生するところも
ミラートレードの利用には、利用料・手数料が発生するところもあるのです。
海外FX会社独自で用意しているストラテジーであれば、原則的に手数料の負担はありません。
それに対して海外FX会社がレンタルしているストラテジーの場合、1pips程の手数料が生じるのです。
したがって、スキャルピングやデイトレードのように、トレード回数の多い方は注意しましょう。
デメリット2.ストラテジーによっては大きな証拠金を必要とする
ミラートレードのストラテジーによっては、大きな証拠金を必要とする場合があります。
海外FX会社はレバレッジ倍率が高めであるため、国内FX会社より証拠金が少なくて済むでしょう。
しかしプロトレーダーは利益を出すために大きな通貨数でトレードするため、証拠金も大きくなりがち。
証拠金が大きければリスクも高くなるので、ストラテジーを選ぶ際は証拠金の額に注目しましょう。
デメリット3.常に利益を出し続けられるとは限らない
プロのロジックを使用しているとはいっても、必ず利益を出せるとは限りません。
ストラテジーの内容次第では、相場と相性の悪いケースもあるのです。
中には損切りを何度も繰り返し、その直後に大きな利益を上げる手法もあるでしょう。
とはいえ利益を上げる前に、「このストラテジーは使えない!」と判断して辞めてしまえば、それまでのトレードが無駄に終わってしまいます。
損失により見切りを付けてしまうことのないよう、事前に「損失を出す時もある」と理解しておくのが大切です。
注意!ミラートレード稼働後に放置するのは辞めよう
ミラートレードを稼働させて放置するのは避けましょう。
トレーダーの中には、「ミラートレードを動かせば勝手にお金が増えるから安心!」と考える方がいますが、相場や資金管理をせずに放置するのは危険です。
相場は何がきっかけで急変するか分かりません。
例えば2011年の東日本大震災時、ドル/円は76円まで下落し、戦後最安値を約16年ぶりに更新しました。
また、新型コロナウイルスが蔓延し始めた2020年2月は、1か月で約9円近く下落しています。
こうした災害やウイルスの蔓延は、プロのトレーダーでも予測できません。
どのタイミングで何が起きるかは誰にも分からないので、気付いた時には大きく相場が動き、含み損を抱えている事態もあり得ます。
不要な損失を出さないために、ミラートレード稼働後も定期的に口座をチェックするようにしましょう。
ミラートレードとEAはどう違う?
ミラートレードもEA(Expert Advisor)も、同じ自動売買です。
いずれもシステムが一定のロジックで売買を繰り返す手法になります。
それではミラートレードとEAは何が違うのでしょうか?
その違いを3つ解説しましょう。
違い1.ミラートレードはブラウザで完結する
上記の通り、ミラートレードは海外FX会社のサイト内で操作できます。
サイトにアクセスしてストラテジーを稼働させるだけなので、自分でトレード環境を整える必要がありません。
一方でEAは、取引に適したパソコンや取引ツール・レンタルサーバーの準備が必要です。
違い2.ミラートレードよりEAの方がストラテジーの種類は豊富
ミラートレードもEAも、トレードで使うストラテジーを選択し、稼働させます。
ストラテジーの数はミラートレードよりもEAの方が豊富です。
状況に応じてストラテジーを使い分けたい方にとっては、EAをおすすめします。
ただしEAのストラテジーを選ぶ際は、トレード成績や通貨ペアといった内容を細かく確認するようにしてください。
中には質の悪いEAを提供しているところもあるので、注意しましょう。
違い3.ミラートレードはEAのようにカスタマイズしにくい
自動売買では、通貨数やエントリー・利確のタイミング、そして値幅などが決められています。
EAの場合は設定数値を変更できますが、ミラートレードの場合は変更できないストラテジーもあるのです。
トレードに慣れている人にとっては、ストラテジーの設定を微調整したいと感じるケースがあるでしょう。
しかしミラートレードのストラテジーによっては、カスタマイズできない点を押さえておいてください。
まとめ:海外FXに慣れたらミラートレードからEAに替えてみるのがおすすめ
今回はミラートレードの概要やメリット・デメリットをお伝えしました。
ミラートレードを使えば、プロと同じ手法でトレードできます。
環境設定やロジックを設定する必要がないため、海外FX会社を利用する初心者におすすめです。
海外FXに慣れ始めた中級者や上級者は、EAを利用すると良いでしょう。
EAであれば、トレード通貨数やエントリー・利確のタイミングを自分で調整可能。
また、EAを使ってトレードする場合は、ぜひBigBossを推奨します。
BigBossをおすすめする理由は下記の4点。
- 追証なし
- スプレッドが狭い
- 最大レバレッジ999倍でトレード可能
- 1ロットの取引ごとに4ドルもらえる取引ボーナスあり
下記の記事で、海外FX会社でEAを利用する方法を詳しく解説していますので、EAに興味のある方は参考にしてください。