海外FXの取引時間帯を意識しよう!特徴を押さえれば利益に直結!?
海外FXをする時に、取引時間帯は気にしていますか?
「特に気にしていないけれど、利益と関係あるの?」
「サマータイムのこと? よく知らないな…」
取引時間帯と聞いても、利益と関係あるのか分かりにくいですよね………。しかしもし気にしていなければ、取引時間帯によって不要な損失を出したり、利益を逃したりしているかもしれません。
そこでこの記事では、
- 利益を逃さないために知っておきたい各取引時間帯の特徴
- 不要な損失の原因になるかもしれないサマータイム
などについて解説します。
この記事を読めば、海外FXの取引時間帯の特徴やサマータイムなどに詳しくなり、できるだけ利益に直結する効率的な取引ができるようになれます!
かせあきら
海外FX歴8年の現役トレーダー兼ライター
国内FXで取引を始めるも、2016年の「イギリスEU離脱選挙」「アメリカ大統領選」で約定力の低さが原因で2度の大負けを経験。しかし某有名ブロガーの教えで、約定力の高い海外FXに行き着く。トレードスタイルはスイング~ポジション。2020年からライターとして「FX」「クレジットカード」「格安sim」など、お金に関する記事を中心に執筆。海外FX関連なら200記事以上の実績がある。
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FXが平日24時間取引できる理由
FX取引の魅力の一つに「平日ならほぼ24時間取引できる」という点が挙げられますが、その理由は世界中で取引が行われているからです。言い換えれば、世界中の取引時間帯がうまく嚙み合うことで、24時間取引ができるのです。基本的に、FX市場は昼間に開いています。
地球は自転していますので、とある地域の市場が夜間で閉じたとしても、他の昼間になっている地域で市場が開いていれば取引ができるのです。つまりFX市場が数珠つなぎのように開場していれば、FX取引は止まらずに24時間続けられるのです。
例えば「FX3大市場」と呼ばれる代表的な市場の取引時間帯だけでも、一日の中で常にどこかの市場が開いている状態になります。つまりこの状態をキープできる平日なら、ほぼ24時間いつでも取引ができるのです。
【FX3大市場の取引時間帯】
市場名 | 取引時間帯 |
東京市場 | 9~15時 |
欧州市場(ロンドン市場) | 15~21時 |
ニューヨーク市場 | 21~6時 |
理解すれば利益に直結!?FXの各取引時間帯の特徴
FXで利益を上げたければ、いつも取引している通貨ペアがメインに扱われている取引時間帯だけで取引してみましょう。なぜならFXは、流動性(決済のしやすさ)が高くないと、スムーズに取引できないからです。つまり取引相手が少ない時間帯にいくら頑張って取引しても、注文はなかなか約定しません。そればかりか下手に約定すると、スリッページ(注文価格と実際に約定した価格がズレること)の原因にもなります。
そのため、各取引時間帯の特徴を理解することは、トレーダーにとって重要事項になります。FXの取引時間帯は、以下の通り。
【海外FXの取引時間帯】
取引時間帯の名称 | 日本時間 |
①オセアニア時間 | 6~9時 |
②東京時間 | 9~15時 |
③欧州時間(ロンドン時間) | 15~21時 |
④ニューヨーク時間 | 21~6時 |
取引時間帯1:オセアニア時間
オセアニア時間とは「日本時間:6~9時」のことで、主にオーストラリアの「シドニー市場」や、ニュージーランドの「ウィンリントン市場」が開場している時間帯となります。
オセアニア時間の影響が大きい通貨ペアは、
- AUD(オーストラリアドル)
- NZD(ニュージーランドドル)
が絡む通貨ペアが挙げられます。
オセアニア時間は、「スプレッドが広がりやすい」という特徴があります。理由は市場参加者が多いFX3大市場(東京市場・欧州市場・ニューヨーク市場)がまだ開場していない影響で、市場参加者が少なく、流動性(決済のしやすさ)が低いからです。つまり流動性が低いと市場での提示価格が飛び飛びになり、スプレッドが広がる原因となります。
また他の特徴として、FX市場が閉場している休日中に重大な経済イベント(戦争や先進国の選挙など)があると、週明けにどこよりも早く開場するオセアニア時間が最初に影響を受けます。そのため、週明けは相場が荒れることがあります。もしハイリスク・ハイリターンな取引を望んでいるなら、これほどオイシイ場面はそうそうありませんので、あえてチャレンジするのも1つの手でしょう。
取引時間帯2:東京時間
東京時間とは「日本時間:9~15時」のことで、主に日本の「東京市場」や、中国の「香港市場」が開場している時間帯となります。東京時間の影響が大きい通貨ペアは、円クロス(円が絡む通貨ペア)が挙げられます。
東京時間は、開場してからドル円の仲値が決まる「9:55」までの間は、最も値動きが活発化する特徴があります。理由は「ゴトウ日」と呼ばれる毎月5と0が付く日に、日本企業が海外へ資金決済をするためにドル⇔円両替を行うからです。しかし10時以降は、ゴトウ日の反動で値動きが小さくなります。そのため10時以降は、次に紹介する「欧州時間」まで取引を控えた方が無難です。
また他の特徴として、東京時間はオーストラリア政府の重要経済指標が発表される時間帯にあたります。よって、オセアニア通貨(AUDやNZDなど)が活発化しやすい傾向もあります。
取引時間帯3:欧州時間(ロンドン時間)
欧州時間(ロンドン時間)とは「日本時間:15~21時」のことで、主にイギリスの「ロンドン市場」を中心としたEU各国の市場が開場している時間帯となります。そのため欧州時間は、別名「ロンドン時間」とも呼ばれます。
欧州時間の影響が大きい通貨ペアとして、
- EUR(ユーロ)
- CHF(スイスフラン)
- GBP(英ポンド)
などの欧州通貨が絡むものが挙げられます。
上記の「世界で取引量が多い通貨ペアランキング」より、
- 1位 EUR/USD:24.0%
- 3位 GBP/USD:9.6%
と2つの通貨ペアだけで世界の取引量の約1/3を占めていることから、欧州市場は取引量世界最大のFX市場と認識されています。そのため欧州時間は、FX界において相場への一番影響力が強い取引時間帯です。中でも市場関係者が最も多いロンドン市場が開場する17時からは、最も値動きが活発化する特徴があります。
ただし19時を過ぎてくると市場関係者が昼休みに入る為、値動きは落ち着いてきます。そのため欧州時間で取引する際は、17~19時の2時間だけに絞ってトレードしましょう。
取引時間帯4:ニューヨーク時間
ニューヨーク時間とは「日本時間21~6時」のことで、米国の「ニューヨーク市場」が開場する時間帯となります。影響が大きい通貨ペアとして、ドルストレート(ドルが絡む通貨ペア)が挙げられます。
ニューヨーク時間では、日本時間の午前0時にロンドンフィックス(ロンドン市場において、各銀行が対顧客用に為替レートを設定する時間)が実施される影響で、ドルストレートの値動きが激しくなる特徴があります。理由は常に一定の取引需要がある「金相場」が、米ドル建てで価格決定されるからです。つまり金を取引したい投資家にとっては、自国通貨が絡んだドルストレートで金取引を行おうとします。結果、ドルストレートの値動きが激しくなるのです。
また月末になるとロンドンフィックスの影響で、他の為替レートの値動きも激しくなります。
【月末のロンドンフィックスで値動きが激しくなる理由】
月末にイギリス企業の決算がなされる。
↓
企業がロンドンフィックスを基に決算をするので、ユーロや英ポンドの値動きが激しくなる。
↓
ユーロや英ポンドの値動きに反応して、ドルや円の値動きも激しくなる。
ただし午前2時を過ぎると、欧州市場が終了していくため、それまで激しかったドルストレートの値動きが落ち着いてきます。なぜなら、欧州市場は世界で一番取引高が多い市場のため、ここが終了すれば取引高が少なくなるからです。
しかし、午前2時以降でも重要経済指標の発表がある日は、ドルストレートの値動きがより激しくなります。例えば午前2時以降の重要経済指標として、「FRB政策金利」があります。FRB政策金利は、午前3時頃に発表されるのです。重要経済指標の発表があると、相場は盛り上がり、発表前後の時間帯でドルストレートの値動きが一層激しくなります。ですので前もって重要経済指標があるかどうかのチェックは、日々怠らないようにしましょう。
サマータイム=取引時間が変更される期間
サマータイムとは、日の出時刻が早まる季節(3~11月)に時計を1時間進めて、長くなった日照時間を有効活用しようと考える欧米文化のこと。サマータイムは「夏時間」とも呼び、その反対語が「冬時間」と呼ばれます。もしサマータイムの切り替わりに気付かずに取引をしていると、1時間ズレた時間帯の中で値動きの変化について行けず、余分な損失を招く恐れがあります。
夏時間⇔冬時間の切り替わりは、海外FX業者によって差があります。そのため自分が使っているFX業者が、いつサマータイムの切り替えを行うかは、定期的にHPでチェックしておきましょう。例えば海外FX業者の「GEMFOREX」では、サマータイムの切り替えを以下のように行っています。
【GEMFOREXのサマータイム切替】
切り替わり | 切替時期 |
冬時間 → 夏時間(サマータイム) | 3月頃 |
夏時間(サマータイム)→ 冬時間 | 10月頃 |
夏/冬時間 | 取引可能時間 |
夏時間 | 月曜6:10~土曜5:50 |
冬時間 | 月曜7:10~土曜6:50 |
まとめ:海外FXの取引時間帯はトレードスタイルを決める参考にもなる
海外FXの取引時間帯には、様々な特徴があります。例えば通貨ペアのスプレッドは、取引時間帯によって広くなったり狭くなったりします。そのため取引したい通貨ペアがありましたら、その通貨ペアの値動きが激しくなる取引時間帯だけに絞って取引してみましょう。そうすれば、その時間帯以外で無駄な取引をすることが無くなります。取引時間帯は、自分のトレードスタイルを決める参考にもなるのです。
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