海外FXのスプレッドはなぜ広い? 取引コストを抑えるための方法4つも解説!
海外FXは国内FXと比較すると、スプレッドが広いと言われています。ただ、なぜ海外FXのスプレッドが広いのかわからない方も多いかと思います。
せっかく、入金ボーナスやレバレッジが高いので、どうせならスプレッドを抑える方法を知りたいですよね?
そこでこの記事では、
- 海外FXのスプレッドが国内FXより広い理由
- 海外FXのスプレッドの特徴
- スプレッドを狭くするための注意点4つ
について詳しく解説します。
この記事を読めば、スプレッドを抑えて取引ができるようになります。ぜひ、参考にしてみてください。
茶虎
海外FX歴8年の現役トレーダー兼ライター
国内FXを1年ほど利用していたが、資金的に利用しにくいという理由で海外FXに転身。これまで口座開設した海外FX口座は10種類以上。トレード方針はスイングトレードとEAを使った自動売買。2018年より、ライターとして「FX」「節税」「クレジットカード」など投資・金融ジャンルを中心に200記事以上を執筆。海外投資にも関心があり、投資を行っている。
海外FXのスプレッドが国内FXよりも広いといわれている理由
海外FXのスプレッドは国内FXよりも広いと言われています。実際に国内FXと海外FXのECN口座のスプレッドを比較すると、圧倒的に国内FXのスプレッドが狭いことがわかります。
通貨ペア | Tradeview | XM | みんなのFX |
---|---|---|---|
USD/JPY | 0.9pips | 1.1pips | 0.2銭 |
EUR/JPY | 0.9pips | 1.6pips | 0.4銭 |
GBP/JPY | 1.5pips | 2.7pips | 0.8銭 |
AUD/JPY | 1.1pips | 2.0pips | 0.6銭 |
EUR/USD | 0.5pips | 1.1pips | 0.3pips |
GBP/USD | 1.0pips | 1.7pips | 0.8pips |
AUD/USD | 0.9pips | 1.4pips | 0.8pips |
※海外FXは往復の取引手数料込みのスプレッド
では、なぜ、海外FXよりも国内FXの方が狭いスプレッドを提供できるのでしょうか? 国内業者と海外業者の特徴を踏まえて理由を解説しますね!
国内業者はスプレッド競争が激しい
国内FX業者のスプレッドが狭い理由は、利用者を増やしたいからです。国内FX業者のスプレッドをめぐる競争は激しく、どの業者もホームページで盛んにスプレッドの狭さをアピールしています。
加えて、DD方式と呼ばれる注文方式を採用しているので、業者に不利な取引を拒否したり顧客の注文を呑んで損失をそのまま利益にしたりできます。そのため、スプレッドを狭くする余裕があるのです。
海外FX業者はスプレッドからしか利益を得られない
そして、海外FX業者のスプレッドが広い理由は、スプレッドからしか利益を得られないからです。
海外FX業者のほとんどは、NDD方式を採用しているため、自動的に注文を流します。そのため、業者側の指示で、トレーダーの注文を呑んだり約定拒否したりするのは難しくなります。
その結果、海外FX業者は、スプレッドを広げて利益を確保する必要があります。このような背景もあり、国内FXの方がスプレッドは狭くなっているのです。
海外FXのスプレッドの特徴
海外FX業者のスプレッドは、国内FXほど単純な仕組みとはいえません。そのため、まずは基本的な知識について学んでおきましょう。
- 海外FXでは変動スプレッドを採用している業者がほとんど
- 海外FXは口座タイプでスプレッドが違う
- ボーナスやレバレッジに力を入れている業者は、スプレッドが広がりやすい
順番に解説しますね!
1.海外FXでは変動スプレッドを採用している業者がほとんど
海外FXでは、変動スプレッドを採用している業者がほとんどです。固定スプレッドを採用している有名な業者は、GEMFOREXくらいです。
海外FX業者のスプレッドは、毎秒ごとに変動しています。特に、相場環境が急激に変化すると、スプレッドが広がりやすくなるので注意が必要です。
とはいえ、平常時は、比較的狭いスプレッドで取引できるのでご安心ください。
2.海外FXは口座タイプでスプレッドが違う
海外FXでは、たくさんの口座を開設できますが、大きく分けると以下の2種類。
種類 | 一般向け口座 | 中上級者向け口座 |
---|---|---|
主な口座名 | マイクロ口座やスタンダード口座など | ECN口座やプロスプレッド口座など |
スプレッド | 広め | 狭い |
手数料 | なし | あり |
ボーナス | あり | なし |
特にスプレッドが広いのは一般向け口座です。
FX業者 | スタンダード口座 | プロスプレッド口座 |
---|---|---|
USD/JPY | 1.6pips | 0.5pips |
EUR/JPY | 1.8pips | 1.6pips |
GBP/JPY | 2.9pips | 2.3pips |
AUD/JPY | 2.0pips | 2.0pips |
EUR/USD | 1.8pips | 0.8pips |
GBP/USD | 2.1pips | 1.3pips |
AUD/USD | 1.7pips | 1.0pips |
この表はBigBossの一般向け口座と中上級者向け口座の比較ですが、2つの口座のスプレッドには大きく差がありますね!
特に、スタンダード口座のポンド系の通貨ペアはスプレッドが広がる傾向があるようです。
3.ボーナスやレバレッジに力を入れている業者は、スプレッドが広がりやすい
ボーナスがありレバレッジが高い業者は、そうでない業者よりもスプレッドが広がりやすい傾向にあります。
以下の表は、取引環境に力を入れているAxioryとボーナスやレバレッジなどの条件がよいXMのスプレッドを比較したものです。
FX業者 | Axiory | XM |
---|---|---|
USD/JPY | 1.0pips | 1.1pips |
EUR/JPY | 1.1pips | 1.6pips |
GBP/JPY | 1.4pips | 2.7pips |
AUD/JPY | 1.3pips | 2.0pips |
EUR/USD | 0.8pips | 1.1pips |
GBP/USD | 1.1pips | 1.7pips |
AUD/USD | 1.1pips | 11.4pips |
どちらもECN方式の口座ですが、すべてAxioryの方が狭いスプレッドですね!スプレッドを最優先で選ぶなら、ボーナスを提供しておらず、レバレッジが高くない業者を選んだ方がよいでしょう。
取引時のスプレッドを狭くするための注意点4つ
海外FX業者のスプレッドは、国内FX業者よりも広い傾向があります。ただ、以下の4つの点に注意すれば、取引コストを抑えられます。
- スプレッドが広がりやすい早朝にトレードしない
- DD方式やECN方式が採用されている口座を利用する
- 取引手数料が安い業者を利用する
- 取引ボーナスやキャッシュバックがある業者を利用する
詳しく解説しますね!
1.スプレッドが広がりやすい早朝にトレードしない
早朝の時間帯は、市場参加者が少ないため、注文が成立するのに時間がかかります。その結果、スプレッドも広がりやすく、トレードにおすすめできる時間帯ではありません。
スイングトレードであれば、利益も大きいので問題はないですが、スキャルピングやデイトレードはしない方が良いでしょう。
また、値動き自体も落ち着いているので、利益幅も少ない傾向にあります。
2.DD方式やECN方式が採用されている口座を利用する
スプレッドは、DD方式、ECN方式、NDD方式の順番で狭くなります。DD方式やECN方式を採用している口座を利用すれば、取引コストを大幅に下げられるでしょう。
ECN方式の口座は、どの業者も必ずといっていいほど用意しています。ただし、初回最低入金額が10万円以上の口座もあるので、自分の資金も踏まえて検討してくださいね!
3.取引手数料が安い業者を利用する
ECN口座のスプレッドは、取引手数料が安い業者を選ぶのが重要です。取引手数料が高い業者を選んでしまうと、表示されているスプレッドは狭くても、取引コストが高くなるので注意しなければなりません。
したがって、取引手数料は各海外FX業者のホームページにも記載があるので、必ず確認しておきましょう。
4.取引ボーナスやキャッシュバックがある業者を利用する
一部のFX業者では、取引ボーナスやキャッシュバックを提供しています。どちらも取引をするごとにボーナスや現金がもらえる仕組みです。
業者 | 主なボーナスやキャッシュバック |
---|---|
BigBoss | 1ロットごとに4ドル |
XM | 1ロットごとに3.3ドル〜6.6ドル |
FBS | 1ロットあたり0.5ドル〜15ドル |
HotForex | 1ロットあたり2ドル |
例えば、BigBossでは、1ロットあたり4ドルの取引ボーナスが提供あります。
プロスプレッド口座でEUR/JPYの取引をした場合のスプレッドが1.6pipsであれば、1.2pipsまで狭くなります。このように、海外FXでも工夫すれば、スプレッドを狭くできるのです。
まとめ:スプレッドの狭い業者で取引しよう!
海外FX業者のスプレッドは、国内FXよりも広いので注意しましょう。ただ、スプレッドの狭い口座を提供している海外FX業者も多くあります。そのため、スキャルピングやデイトレードが得意な方は、スプレッドができるだけ狭い業者をおすすめします!
スプレッドが狭い口座を提供している業者の中でおすすめはBigBossです。
BigBossなら、約定力も高いので、思い通りの価格で注文が成立しやすくなります。取引ボーナスも提供されているので、実質的に狭いスプレッドで取引できるでしょう!
スプレッドが狭くて、取引がしやすい業者を探しているのであれば、すぐに口座開設してください!