海外FXなら儲かるって本当? どのくらい稼げるのか計算してみた!

FXに興味があるけどやったことがなければ、どのくらい儲かるのかイメージが湧かないかもしれません。また、国内FXよりも儲かるという話を聞いて、海外FXに興味を持った方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、

  • FXではいくら儲かるのか?
  • 海外FXの方が儲かるといわれている理由
  • 海外FXで取引する際の注意点

について詳しく解説します。

この記事を読めば、FXでどのくらい稼げるのかわかるようになります。ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事を書いた人

茶虎
海外FX歴8年の現役トレーダー兼ライター

国内FXを1年ほど利用していたが、資金的に利用しにくいという理由で海外FXに転身。これまで口座開設した海外FX口座は10種類以上。トレード方針はスイングトレードとEAを使った自動売買。2018年より、ライターとして「FX」「節税」「クレジットカード」など投資・金融ジャンルを中心に200記事以上を執筆。海外投資にも関心があり、投資を行っている。

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FXではいくら儲かるのか計算してみた

FXを始めたばかりの方は、トレードをしたらどのくらい儲かるのかわからないかもしれません。

ただ、取引する際にどのくらい稼げるかわからなければ、大損する可能性もあるので必ず把握しておく必要があります。

実際に筆者は、1ロットの取引でいくら稼げるのかわからない状態で海外FXを始めました!その結果、たった15分で6万円を失う悲惨な経験をしたことがあります。

FXでいくら稼げるかは、以下の要素により決まります。

  • ロット数
  • 為替差益(pips)
  • 勝率
  • 取引できる回数

順番に解説します。

ロット数が多いほど儲かる

取引をする際に決めなければならないのがロット数。ロット数が多ければ多いほど、得られる利益も増えるため、儲かりやすくなります。

まず、損益は以下の計算式で決まります。

ロット数✕値幅=損益

続いて、以下の表を見てください。1ロット取引した場合と10ロット取引した場合の損益です。

ロット数 値幅 損益
1ロット 100pips 10万円
10ロット 100pips 100万円

1ロット=10万通貨を表します。したがって、100pips獲得した場合の利益は10万円です。一方で、ロット数を10ロットに増やした場合の利益は100万円。

つまり、多くのロットで取引した方がたくさん稼げる可能性が上がります。

ただし、取引する際は、以下の点に注意してください。

  • ロット数が増えると必要証拠金も増える
  • ロット数を増やしすぎると大損するリスクも高くなる

稼ぎたいからといって、証拠金に見合わないロットで取引をすると、大損するリスクが高くなります。

ロットについての意味や損益の影響はこちら!

為替差益(pips)が多いほど儲かる

次に大事な要素は為替差益。1ドル100円の時に買い、101円になった時に売った場合の為替差益は100pips(=1円)です。

当然、為替差益が多いほど、利益は増加します。

ロット数 値幅 損益
1ロット 10pips 1万円
1ロット 100pips 10万円

同じ1ロットの取引でも、為替差益が10pipsと100pipsでは儲かる金額が10倍も違います。そのため、なるべく利益は伸ばす必要があるでしょう。

勝率が高いほど稼げる額は増える

次に大事な要素は、勝率の高さです。例えば、1ロットで取引を行い、勝った場合も負けた場合も100pipsの損益が発生するケースで考えてみましょう。

勝率ごとに損益を比較したのが以下の表です。

勝率 10回取引した時の損益
3割 40万円の損失
6割 20万円の利益
8割 60万円の利益

勝率が3割しかなければ、40万円の損失が発生します。一方で、勝率が8割の場合、60万円の利益が発生するでしょう。この結果から、勝率が高い方が利益も多くなります。

ただし、FXは勝率の高さと損益が比例しないケースもあります。なぜなら、1回の取引あたりの損失が利益よりも著しく高ければ、大損してしまうからです。

例えば、勝った場合の利益が1万円、負けた場合の損失が1,000万円の場合で考えてみましょう。勝った場合の利益は1万円✕99回で99万円。負けた場合の損失は1,000万円✕1回なので1,000万円です。

両者を足すと901万円の損失という結果になりました。勝率の高い手法が載っている情報商材を購入しても勝てないのは、1回負けただけで大損するからです。

取引できる回数が多いほど儲かる

次に大事な要素が取引できる回数すなわち「チャンス」です。

以下の表は、スキャルピングとスイングトレードの取引回数と損益を比較したもの。

手法 スキャルピング スイングトレード
取引回数 200回 4回
勝率 50%
利益幅 10pips 100pips
損失幅 5pips 50pips
損益合計 500pips 100pips

スキャルピングは1回あたりの利益も損失も少ないですが、チャンスがたくさんあるので、損益も増えていきます。

一方で、スイングトレードは1回あたり損益はスキャルピングの10倍です。ところが1か月に4回しかチャンスがないため、最終的には最も利益が少なくなりました。

このように、取引回数の多さも重要な要素です。

国内FXよりも海外FXの方が儲かる3つの理由

海外FXは国内FXよりも儲けやすいといわれています。そこで、海外FXが儲かる理由を3つ紹介します。

  1. ボーナスで証拠金を増やせる
  2. 最大レバレッジが高い
  3. 追証がない

詳しく見ていきましょう。

1.ボーナスで証拠金を増やせる

一部の海外FXでは、口座開設や入金をするとボーナスがもらえます。ボーナスは証拠金の代わりに使えるものです。したがって、100%入金ボーナスを利用して10万円入金した場合は、10万円分のボーナスと合わせた20万円の証拠金から取引を開始できます。

資金があまり用意できない方でも、ボーナスがあれば、ロットを増やしやすくなります。

2.最大レバレッジが高い

 

海外FXは国内FXよりも遥かに高いレバレッジを提供しています。レバレッジが高い方が、取引に必要な証拠金が抑えられるので、多くのポジションを保有できます。

以下の表を見てください。

手法 国内FX 海外FX
軍資金※ 20万円
レバレッジ 25倍 500倍
必要証拠金
(1ロット)
6万円 3,000円
取引可能ロット 0.3ロット 66ロット
100pips動いた
際の利益
3万円 66万円

※ボーナスと合わせた金額

同じ軍資金でも、レバレッジ25倍の国内FXと500倍の海外FXでは、損益がかなり違います。取引可能なロットが増えれば、当然利益も増やしやすくなるでしょう。

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3.追証がない

海外FXは国内FXのように、追証がありません。そのため、損失は入金したお金までに限定されます。

一方で、国内FXでは、含み損が拡大し、求められた金額を入金できなければ、FX業者から一括での返済を求められます。そのため、追証のある国内FXでは借金を抱える方も少なくありません。

借金を抱えてしまっては、取引ができなくなるばかりか、生活も苦しくなるでしょう。

海外FXで儲かる人と儲からない人の3つの違いを解説!

海外FXは国内FXよりも稼げる可能性が高いですが、それでも儲かる人と儲からない人がいます。では両者にはどのような違いがあるのでしょうか?

  1. ルールが明確化されている
  2. 資金管理ができている
  3. 平常心で取引できている

順番に解説しますね!

1.ルールが明確化されている

なんとなく取引をしても、勝てるのは最初だけ。FXで長期的に稼ぎ続けるためには、ルールが明確化されている必要があります。

したがって、以下のようなルールを決め、淡々と取引しなければなりません。

  • 利用する通貨
  • 利用する時間足
  • 利用するテクニカル指標
  • エントリーする基準
  • エントリーのタイミング
  • 利益確定と損切りのタイミング

例えば、ルールが明確化されていない状態でエントリーした場合、決済するタイミングに迷ってしまいます。その場合、損切りを勝手に引き伸ばしたり、利益確定がなかなかできなかったりするでしょう。

他方、事前にどうなったら利益確定や損切りをするのか決めておけば、迷うことなく決済できます。

2.資金管理ができている

海外FXで取引する場合も、資金管理は重要な要素です。資金管理とは、1回あたりの許容損失額や割合を決めること。例えば、1回あたりの許容損失率を決める際は、以下のように計算してください。

損失額÷口座残高✕100

口座残高が10万円、損失額が1万円であれば、許容損失率は10%です。つまり、1回のトレードで口座残高の10%までなら失ってもよいことになります。口座残高の10%が高いと感じたら許容損失率を下げれば問題ありません。

なお、海外の証券会社で働くディーラーは、概ね許容損失率を口座残高の1%〜3%にしています。そのため、個人投資家であるあなたも、1回の取引で発生する損失は口座残高の1%〜3%に抑えるのが無難です。

とはいえ、資金が少ないうちは、そこそこのリスクを取って取引しないと一向に利益は増えません。

口座残高 10万円
許容損失額 2,000円(2%)
理想のロット 0.04ロット
利益 4,000円
損失 2,000円
10回取引時の損益※ 1万6,000円

※勝率6割のケース

したがって、1回あたりの許容損失率を5%〜10%に上げておくのがおすすめです。以下のように、許容損失率が2%と10%では、資金の増え方も全く違います。

 

資金がある程度増えるまでは、多少リスクを高くしても大きな利益を狙った方がよいでしょう。

3.平常心で取引できている

FXで勝つためには、メンタルも重要です。どんな時も落ち着いた気持ちで淡々と取引を行えば、安定的に利益を得られるでしょう。ただ、どうしても感情のままにトレードをしてしまう方もいるかもしれません。

平常心でのトレードが難しいのであれば、EAを使った自動売買やコピートレードがおすすめです。自動売買なら、自分の感情とは関係なく、システムが勝手にエントリーから決済まで行います。

筆者もEAを使った自動売買を導入する前は、ポジションを持たなければ気持ちが落ち着きませんでした。しかし、EAを使った自動売買を導入してからは、ポジションを持たなくても、気にならなくなりました。

平常心での取引が難しい場合は、自動売買やコピートレードなど、感情に左右されない取引方法をおすすめします。

まとめ:海外FXの方が国内FXよりも儲かる可能性は高め

海外FXは、国内FXよりもトレーダー有料の環境を提供しています。そのため、国内FXで取引するよりも遥かに儲かる可能性が高くなります。ただし、トレードで儲けられるかは、トレード技術次第です。

トレードルールを決めて、資金管理に沿った方法で淡々と取引しなければ、長期的に稼げるようになりません。

ただ、どうしても決めたルールを守れない方もいるでしょう。

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