【実体験】海外FXの口座は円建て・ドル建てのどっちがおすすめ?

海外FXでは口座開設をする際に、円建て以外の口座も選べます。そのため、ドル建てやユーロ建ての口座とどちらを選べばよいのか悩むかもしれません。

また、円建てとドルやユーロなどの外貨建てでは、何が違うのか疑問に感じた方もいるのではないでしょうか?

この記事では、

  • 初心者に円建てをおすすめする4つの理由
  • 海外FX業者の外貨建て口座の対応状況
  • 外貨建ての口座を利用する2つのメリット

などについて詳しく解説します!

この記事を読むことで、なぜ、初心者に円建て口座を選ぶべきなのかわかるようになります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人

茶虎
海外FX歴8年の現役トレーダー兼ライター

国内FXを1年ほど利用していたが、資金的に利用しにくいという理由で海外FXに転身。これまで口座開設した海外FX口座は10種類以上。トレード方針はスイングトレードとEAを使った自動売買。2018年より、ライターとして「FX」「節税」「クレジットカード」など投資・金融ジャンルを中心に200記事以上を執筆。海外投資にも関心があり、投資を行っている。

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海外FXでは口座開設時にベース通貨を選択する

海外FX業者の口座開設をする際、ベースとなる通貨を初めに選択します。下の画像は、BigBossの口座開設時に表示される最初のページですが、ベース通貨を必ず選択しなければなりません。

ベース通貨とは、口座のFX業者へ入金する際の通貨で、円だけではなく、

  • ドル
  • ユーロ
  • ポンド
  • 豪ドル

などからも選べます。

どのベース通貨を選ぶかで、損益や口座情報の表示も変わります。特にドルやユーロなど外貨建ての口座を使う理由がなければ、円建てにしておけば問題ありません

海外FX業者のドル・ユーロ・ポンド建て口座の対応状況

各FX業者によって、ベース通貨は異なります。以下の表は、3つの業者のベース通貨です。

業者 BigBoss XM Traders Trust
円建て
ドル建て
ユーロ建て ✖️
ポンド建て ✖️ ✖️

どの業者も円建てやドル建てに対応している一方で、ユーロ建てやポンド建ては一部の業者しか対応していません。ドル建て口座を採用している業者が多いのは、ドルが世界の基軸通貨だからでしょう。

ユーロ建てやポンド建ては、普段からそれらの通貨を利用している方や円以外の通貨を選んで為替差益を得たい方くらいしか、メリットがありません。

初心者に円口座をおすすめする4つの理由を解説!

FXが初心者の方は円口座の選択をおすすめします。その理由は以下の4つ。

  1. 損益や口座情報が円表示でわかりやすい
  2. 入出金時に為替レートの影響を受けない
  3. 銀行送金の際に為替手数料が取られない
  4. 確定申告の際の計算が楽になる

1つずつ解説しますね!

1.損益や口座情報が円表示でわかりやすい

円口座を選ぶと、国内FXで取引する場合と同じように口座情報が円で表示されます。ひと目で証拠金や損益がわかるので、ストレスなく取引を楽しめるでしょう。

他方、ドル建て口座を選ぶと、残高や証拠金、含み損益などもすべてドルに換算されて表示されます。

慣れていない方がドル建て口座を使うと、日本円でどのくらいの損益が発生しているのか、証拠金がどのくらいなのかイメージしにくいですよね?

さらに、為替は日々変動しているので、日本円への換算に時間がかかります。

筆者も円口座がない業者を利用したことがありますが、慣れるのに時間がかかりました。

2.入出金時に為替レートの影響を受けない

円口座は為替の影響を受けないので、為替レートを気にせず入出金ができます。

一方、ドル建て口座の場合、為替レートの影響を受けるので入出金のタイミングに注意してください。例えば、1ドル100円の時に300ドル入金し、円高になった場合と円安になった場合で、出金額がどのように変化するのか考えてみましょう。

出金時のレート※ 出金額 為替差損益
110円(円安) 33,000円 3,000円の利益
90円(円高) 27,000円 3,000円の損失

出金時のレートが110円の場合、出金額は33,000円になるので、入金した時よりも3,000円多く戻ってきます。

他方、出金時のレートが90円の場合、出金額は27,000円になるので、入金した時よりも3,000円少ない状態で戻ってきます

つまり、入金時のレートと出金時のレートに変化があると、同じ金額で入出金しても損益が発生するのです。ドル建ての口座を利用する際は、入出金時の為替レートによる為替差損益に注意しなければなりません。

3.銀行送金の際に為替手数料が取られない

円口座を選んだ場合、銀行送金をする際に為替手数料が取られません。そのため、中継先や受取先の銀行でかかる手数料や振込手数料だけを考えておけば十分です。

しかし、ドル建て口座を選んだ場合、各銀行ごとに所定の為替手数料がかかります。

銀行 1ドルあたりの為替手数料
三井住友銀行 0.5円
三菱UFJ銀行 0.25円
みずほ銀行 0.4円
楽天銀行 0.25円
新生銀行 0.15円

※スマートフォン・インターネットで手続きした場合にかかる手数料

例えば、三井住友銀行のドル建て口座に10万円(1,000ドル)入金したとすると、1ドルあたりの手数料が0.5円ですので、500円手数料として取られます。

頻繁に入出金する際は、余分な手数料がかかるので注意してください。

4.確定申告の際の計算が楽になる

海外FXで得た利益は、国内FXで得た利益と同様、確定申告をする必要があります。円建て口座の場合は、損益も円表示なので簡単に計算ができます。

一方で、ドル建て口座の場合は、損益を計算する際に、ドルから日本円へ換算しなければなりません。加えて、口座への入金時と出金時の為替差損益も忘れずに申告しなければならないので、計算が面倒になります。

このように利用する目的がなければ、わざわざドル建ての口座を選ぶ必要はありません。

海外FXの利益を確定申告する方法はこちら!

ドル建て口座を利用する2つのメリットとは?

海外FXで取引する際、基本的には円口座を選べば問題ありません。

ただ、ドル建て口座は、以下のようなメリットがあります。

  1. 海外在住者や海外の銀行の利用者には便利
  2. 入出金時の為替差益も得られる

それぞれ解説しますね!

1.海外在住者や海外の銀行の利用者には便利

海外在住者の場合、現地通貨の口座の方が便利です。むしろ普段からドルを使っている場合、円よりもドルに慣れている方も多いのではないでしょうか?

また、日本に住んでいる方でも海外の銀行口座に資金を移したい方はドル建て口座を選びましょう。なぜなら、手数料もかからず入出金も滞りなくできるからです。

2.入出金時の為替差益も得られる

ドル建ての口座を利用した場合、入金時の為替レートより、出金時の為替レートが円安になっていれば、為替差益を得られます。

例えば、1ドル100円の時に1000ドルをドル建て口座に入金したとします。そして、500ドルの利益が出たので、合計1,500ドルを出金したケースで考えてみましょう。

入金時のレート 出金時のレート 損益
100円 110円 +65,000円
100円 90円 +35,000円

出金時のレートは、入金時のレートよりも1ドルあたり10円上昇しています。そのため、出金額1,500ドルは15万円ではなく、16万5,000円です。

一方で円高になった場合、為替差損により利益の一部が減ってしまうので注意が必要です。

出金時のレートが入金時と同じであれば、出金額は15万円。しかし、円高になっているため、日本円に直すと13万5,000円にしかなりません。

為替レートによって、損益が増減するので、入出金のタイミングも考えた方がよいでしょう。

一度口座開設すると、ベース通貨の変更はできないので注意

ベース通貨を選択できるのは、口座開設の時のみ。一度決めたら後から変更はできません。

誤って外貨建ての口座を作った場合や、新たに外貨建ての口座を作りたい場合は、追加口座の開設が必要です。外貨建ての口座を作りたい場合は、ベース通貨の選択を誤らないように注意しましょう。

まとめ:初心者には円建て口座がおすすめ

これからFXを始めるのであれば、特別な理由がない限り、円建て口座の選択をおすすめします。

外貨建ての口座を選ぶべきでない理由は2つあります。

  • 損益を外貨から日本円に換算する手間がかかる
  • 入出金時に為替レートの影響を受ける

もし、為替差益を狙った取引をやりたいのであれば、外貨建て口座を選択してもよいでしょう。

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