【保存版】海外FXでゴールド(GOLD)を取引するポイントや取引条件を比較!

海外FX業者では、CFDでゴールドを取引できます。ただ、FXとは取引条件や特徴が異なるので、大損しないためにも注意が必要です。

そこでこの記事では、

  • ゴールドの基礎知識
  • ゴールドの取引をするポイント
  • 海外FX業者の取引条件の比較

などについて解説します。この記事を読めば、ゴールドについての基礎知識もわかるので、FXと同じように取引しやすくなります。ぜひ参考にしてください!

この記事を書いた人

茶虎
海外FX歴8年の現役トレーダー兼ライター

国内FXを1年ほど利用していたが、資金的に利用しにくいという理由で海外FXに転身。これまで口座開設した海外FX口座は10種類以上。トレード方針はスイングトレードとEAを使った自動売買。2018年より、ライターとして「FX」「節税」「クレジットカード」など投資・金融ジャンルを中心に200記事以上を執筆。海外投資にも関心があり、投資を行っている。

GOLD(ゴールド)の値動きの傾向

海外FX業者ではCFDでゴールドの取引も可能です。ただ、FXと値動きの傾向が違うことを知らなければ、痛い目を見るかもしれません。まずは、ゴールドの値動きの傾向について知っておきましょう。

投機目的ではなく安全資産として買われる傾向がある

ゴールドは、FXのように投機目的で買われることは少なく、安全資産として買われる傾向があります。

ゴールドが有事の金と呼ばれるようになったのは1970年頃。1970年代は、アメリカとソ連の対立が強まっていた時期で、戦争懸念が起きやすい時期でした。

もし、両国の関係が悪化し戦争にまで発展した場合、不安になった投資家は株式や現金を売るので価値が暴落します!

しかし、金は、株式や現金よりも古くから価値を認められてきた商品です。株式や現金よりも安全な金を買う動きが活発化し、価格が暴騰しやすくなります。

21世紀になってからも、このような傾向は続いています。

ドルや米国債と逆相関の関係になりやすい

ゴールドの価格は、他の商品にも影響があり、米国債やドルの価格と逆相関の関係になりやすいです。

上のチャートは「ゴールド」「米国債金利」「ドル円」の月足を一つのチャートで表示したもの。

米国債やドル円が上昇した場合 ゴールドの価格は下落しやすい
米国債やドル円が下落した場合 ゴールドの価格は上昇しやすい

特に、2007年〜2014年頃までは、見事なまでにゴールドと他の2つの価格が逆の値動きをしています。このように、ゴールドはドルや米国債とは逆の動きをしやすいので、知識として覚えておきましょう。

海外FXでゴールドを取引する際の基礎知識

ゴールドを取引する場合、海外FXだけでなく国内FXでもCFD取引を利用可能です。とはいえ、海外FXを利用する場合、主な目的はFXの取引でしょう。

では、ゴールドとFXの取引には、どのような違いがあるのでしょうか?

  1. 取引時間がFXと異なるケースも
  2. ゴールドはFXよりも値動きが激しい
  3. 取引量がFXとは違う
  4. レバレッジは低めに抑えられている
  5. FXよりもスプレッドが広い
  6. ゴールドは買いも売りもマイナススワップになりやすい

順番に見ていきましょう。

1.取引時間がFXと異なるケースも

海外FXではゴールドのCFD取引ができる業者がほとんど。しかし、FXとは取引時間が異なるので注意してください。FXは、平日ならほぼ24時間取引できます。

他方、ゴールドの取引可能時間は23時間ほど。つまり、FXより1時間くらい取引時間が短くなる業者がほとんどです。

FX業者 FXの取引時間※ ゴールドの取引時間※
XM 月曜日06:05~土曜日05:50 月曜日06:05~土曜日05:50
GemForex 月曜日07:10~土曜日05:45 月曜日07:10~土曜日06:50
BigBoss 月曜日07:10~土曜日06:00 月曜日06:05~土曜日06:00
Axiory 月曜日07:00〜土曜日06:00  月曜日06:04〜土曜日05:58

※冬時間の場合は、1時間ずつずれる

うっかり、取引時間を勘違いしないように注意しなければなりません。

2.ゴールドはFXよりも値動きが激しい

ゴールドの値動きはFXよりも激しいので注意してください。FXよりも参加者が少ない分、大口の注文が入ると、一方向に強い値動きが発生しやすいから。

また、ゴールド(ドル建て)の場合の1pipsは小数点第一位の価格なので、FXと1pipsあたりの変動幅も違います。

当然、値動きが激しければ、損益にも影響するので注意しましょう。以下のチャートは、ドル円の1時間足です。1日の最大値幅は1.45円なので、1ロット取引した場合は14万5,000円の損益が発生します。

一方で、ドル円の動きから24時間ほど遅れて上昇したゴールドの最大値幅は36ドル!

1ロットの取引だと36万円(3,600ドル)も損益が発生します。

2つのチャートを比較してもわかるように、ゴールドの方がドル円よりも値幅が強いことがわかりますね!

3.取引量がFXとは違う

海外FXとゴールドでは取引量が異なります。ゴールドではオンスと呼ばれる表記が使われており、FXの1ロットは100オンスです。

FXの1ロット 10万通貨
ゴールドの1ロット 100オンス

したがって、ゴールドの損益を計算する際は以下のように計算しましょう。

  • 価格変動幅(ドル)×ロット数×100オンス=損益

たとえば、1ドル100円のときに、1ロットの取引を行うとどうなるでしょうか? ドル円が1円上昇した場合とゴールドが1ドル上昇した場合の損益を表にまとめてみました。

ドル円が1円上昇した場合 10万円の損益
ゴールドが1ドル上昇した場合 10,000円の損益

なお、ゴールドとFXの通貨ペアでは値動きの強さが全く違います。そのため、ドル円よりもゴールドの方が損益は大きくなるので注意しましょう。

海外FXの1ロットの意味や損益はこちら!

4.レバレッジは低めに抑えられている

ゴールドは、レバレッジが低い業者では50倍、高い業者ではFXと同じく数百倍以上で取引できます。

たとえば、AxioryではFXの最大レバレッジは400倍。しかし、ゴールドのレバレッジは100倍まで下がるので注意してください。

レバレッジが低ければ、必要証拠金も増えるので、思わぬ損失が出かねません。必ず各業者のホームページなどで、ゴールドのレバレッジを確認してくださいね!

5.FXよりもスプレッドが広い

ゴールドはFXよりもスプレッドが広がりやすい傾向があります。スプレッドが狭い業者でも2pips〜3pips前後、広めの業者では10pips以上を超えます。

FXのスタンダード口座よりも、スプレッドが広がりやすいので、スキャルピングがやりにくくなるかもしれません。ただ、FXよりも値動きが激しいため、デイトレードなら十分稼げる可能性はあります。

6.ゴールドは買いも売りもマイナススワップになりやすい

ゴールドはスワップトレードには向いていません。海外FXによっては、買った場合も売った場合もスワップを支払わなければならないからです。

FX業者 買いスワップ 売りスワップ
GemForex -2.01pips -1.11pips
XM -3.38pips -1.65pips
BigBoss -1.76pips 0.49pips
Axiory -3.28pips -4.23pips

したがって、保有期間が長ければ、スワップポイントの支払いがどんどん増えるでしょう。

スワップポイントの意味や国内FXとの比較を解説!

海外FXでゴールドの取引をするポイント

海外FXでゴールドを取引する際のポイントをいくつか紹介します。

  1. ハイレバレッジを活かす
  2. 入金ボーナスも使う
  3. 値動きの激しさに注意する

ゴールドの取引で稼ぐためには、どのポイントも把握しておかなければなりません。ぜひ覚えておきましょう。

1.ハイレバレッジを活かす

海外FX業者は国内FX業者よりも高いレバレッジでゴールドを取引できます。

国内FXのレバレッジ 10倍〜20倍前後
海外FXのレバレッジ 50倍〜1,000倍前後

そのため、より多くのロット数で取引ができ、勝った場合の利益も多くなります。ゴールドの取引に慣れている場合は、海外FXでCFD取引をした方が大きく稼げるかもしれません。

2.入金ボーナスも使う

海外FXは入金ボーナスがもらえる業者もあります。ゴールドはFXと同じ口座で取引ができるので、証拠金が多い状態からトレード可能。

追証もないので、口座への入金額以上にお金を失うこともありません。資金がやや少ない方でも、安心してトレードしやすいでしょう

入金ボーナスの仕組みやおすすめのボーナスはこちら!

3.値動きの激しさに注意する

ゴールドはFXよりも値動きが激しい商品。勝った場合の利益も大きくなる一方で、負けた場合の損失も多くなります。

以下の表は、1ドル110円の時にゴールドを1ロット取引した場合の損益です。

ゴールドの値幅 損益
1ドル 1万1,000円
10ドル 11万円
100ドル 110万円

100ドルも動くケースがあるのかと思うかもしれませんが、2021年1月〜5月頃だけで2回もトレンドが起きています。

スイングトレードで保有し続けた場合も、大損する可能性はあるので注意してくださいね!

海外FXのGOLDを比較

海外FX業者のゴールドの取引条件を比較してみましょう。

FX業者 最大レバレッジ 取引可能なロット数 必要証拠金※ スプレッド
XM 888倍 0.01ロット〜50ロット 約22,500円 3pips
GemForex 1,000倍 0.01ロット〜30ロット 20,000円 3pips
BigBoss 50倍 0.1ロット以上 約40万円 3pips
Axiory 100倍 0.01ロット〜1,000ロット 20万円 14.1pips

※1オンス2,000ドルのときに1ロットあたり

XMやGemForexはFXと同じレバレッジで取引が可能です。ただし、最大ロット数が少ないので少額でのトレード向けの業者と言えるでしょう。一方で、

BigBossやAxioryは、最大レバレッジが低いため、それなりのトレード資金が必要です。

まとめ:ゴールドで稼ぐためには資金管理が重要

海外FX業者では、ゴールドの取引もできます。ただし、FXよりも値動きが激しいため、上級者向けの商品です。チャート分析の能力が乏しい状態で手を出した場合、FX以上に大損するかもしれません。

また、ゴールドは、FXよりも最大レバレッジが低くなるケースもあります。大損しないようにロット数の調整を行なわなければなりません。

ゴールドの取引を手軽に楽しみたい場合は、XMやGemForexでトレードしましょう。しかし、基本的には、FXの取引条件で口座を選んだ方が良いでしょう。

特に、BigBossは最大レバレッジ999倍でトレードできるおすすめのFX業者!

スプレッドが狭い口座も入金ボーナスの対象になるので、資金が少ない方にもぴったりです。ぜひ、入金ボーナスキャンペーンの時期を狙って口座開設してみてはどうでしょうか?

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