海外FXなら借金はない!? 借金を抱える3つのパターンと大損しない方法を解説!
「FXは借金する方もいるから怖い」「レバレッジが高い海外FX業者はリスクが高いのでは?」と考えていませんか?
実は、海外FXの方が、国内FXよりも遥かに借金をする心配がありません。なぜなら、海外FXには追証がないため、口座に入金したお金しか損をしないからです。
この記事では、
- 国内FXが借金を負うリスクが高い理由
- 海外FXの方が安全な理由
- FXで借金を抱える3パターン
この記事を読めば、FXで借金をする心配は無用です。大損しないための方法についても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
茶虎
海外FX歴8年の現役トレーダー兼ライター
国内FXを1年ほど利用していたが、資金的に利用しにくいという理由で海外FXに転身。これまで口座開設した海外FX口座は10種類以上。トレード方針はスイングトレードとEAを使った自動売買。2018年より、ライターとして「FX」「節税」「クレジットカード」など投資・金融ジャンルを中心に200記事以上を執筆。海外投資にも関心があり、投資を行っている。
国内FXでは追証により借金を負うリスクがある
FX=借金を抱えるほどハイリスクと考えがちです。そのため、レバレッジの高い海外FXに危険なイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?
しかし、海外FXでは仕組み上、借金を抱える方はほとんどいません。むしろ、借金を抱えるのは、ほぼ国内FXのトレーダーです。
ではなぜ、国内FXの方が借金を抱える方が多いのか詳しく解説していきますね!
国内FXは含み損が多くなりすぎると追証を求められる
国内FXで借金を抱えるのは追証によるものがほとんどです。追証とは、含み損の拡大で口座の証拠金維持率が一定の水準まで下がった時に、追加の証拠金を入金すること。
通常は、トレーダーやFX業者が設定する強制ロスカットが発動するので、借金を抱えるほどの大きな被害はありません。最悪でも口座に入った証拠金を失う程度で済むでしょう。
ところが、為替に影響を与える事件や突発的な価格変動により、設定されたロスカットが発動しないケースがあります。
このような場合、証拠金維持率が業者の指定する水準を下回っているため、証拠金を入金して維持率を回復しなければなりません。
ただ、追加で入金するお金がないもしくは足りない場合は、保有しているポジションが強制的にロスカットされます。
その結果、口座への入金額以上の損失が発生し、FX業者から一括返済を求められます。
追証の金額がすぐに支払えない場合は、FX業者と返済について話し合いをしなければならず、借金をした状態になるのです。
過去には追証により借金を背負った個人投資家が急増
為替に影響を与える事件や突発的な価格変動は、数年に1回程度のペースで起きています。例えば、以下の表は、金融先物取引業協会が発表した突発的な価格変動が起きた際に追証が支払えなかった口座とその金額です。
事件 | 発生件数 | 発生金額 |
---|---|---|
スイスフランショック | 1,137件 | 19億4,800万円 |
チャイナショック | 4,820件 | 8億2,800万円 |
フラッシュクラッシュ | 5,758件 | 5億8,200万円 |
トルコショック | 3,266件 | 12億8,100万円 |
※個人の方
出典:ロスカット等未収金発生口座数(速報値)をもとに筆者作成|金融先物取引業協会
もちろん、全員が借金を背負ったとは限らないですが、現在でも借金を返済中の方がいてもおかしくないでしょう。
多くの個人投資家が急激な相場変動により借金を背負っていることがわかりますね。
海外FXにはゼロカットシステムがあるので借金のリスクがない
一方の海外FXでは、追証制度を導入している業者はほぼありません。
大半の業者がゼロカットシステムと呼ばれる制度を導入しているため、残高がマイナスになってもゼロに戻してくれます。
つまり、業者側が損失分を負担してくれるので、借金を抱えることはありません。したがって、レバレッジ数千倍の業者を使っても損失は口座へ入金したお金に限定されます。
なお、ゼロカットは、為替が予期しないほど動いたケースでも適用されるのでご安心ください。以下の画像は2015年1月15日のスイスフランショック直後にXMから送られてきたメールです。
メールには、スイス国立銀行による大混乱の影響は受けておらず、通常通り強制ロスカットがされると記載されています。XMだけでなく他の海外FX業者についても、ほとんど同じような状況でした。
ただし、イギリスのアルパリのように、スイスフランショックの影響をもろに受け倒産した業者もあるので注意は必要です。
ちなみに、筆者もXMで、ちょうどEUR/CHFの売りポジションを持っていました。売りのポジションだったので、運よく利益を上げられたのですが、価格が数百pips飛んでいた影響で、指値注文もかかっていませんでした。
海外FXであっても、価格が飛んで予約注文が約定しないケースがあるので覚えておきましょう。
FXで借金を抱える3つのパターンを解説!
FXで借金を抱えるか不安な方もいるかもしれません。しかし、あらかじめ何をやれば借金を抱えるのか把握しておけば、借金のリスクを減らせる可能性があります。
借金を抱えるパターン典型的なパターンは以下の3つ。
- 週末のポジション持ち越し
- 突発的な価格の変動や事件による含み損の拡大
- 借金をしてトレードをした
順番に解説しますね!
1.週末のポジション持ち越し
週末にポジションを持ち越していた場合、注意が必要です。土日の間に為替にも影響がある事件があった場合、月曜日の価格に大きな影響をあたえるからです。
2017年1月17日の早朝には、ポンド円が250pipsも窓開けをしたそうです。つまり、金曜日に10ロットのポジションを持っていた場合、250万円の損失が発生していた可能性があります。
そのため、デイトレードやスキャルピングをする際は、週末にポジションを持ち越さないように注意してください。
2.突発的な価格の変動や事件による含み損の拡大
FXで借金を抱えるケースで最も多いのは、突発的な価格の変動や事件により含み損が拡大したケースです。
平常時であれば、強制ロスカットが発動するので損失はある程度抑えられます。しかし、重大なニュースや突発的に価格が変動したことで、強制ロスカットが発動しないケースもあります。
例えば、以下の表は過去に起きた急激な最大値幅です。
現象 | 最大値幅 |
---|---|
スイスフランショック | 約2,500pips(CHF/JPY) |
チャイナショック | 約600pips (USD/JPY) |
フラッシュクラッシュ | 約410pips (USD/JPY) |
トルコショック | 約220pips (TRY/JPY) |
※10ロットの取引をした場合
どのケースも数百pips以上の値動きが発生しており、10ロット取引していた場合、数百万〜数千万円の損失です。
したがって、国内FXで取引をする場合は、証拠金に見合わないロット数での取引は控えた方が良いでしょう。
3.借金をしてトレードをした
ゼロカットシステムを導入している海外FXを利用すれば、借金を背負うリスクはありません。
しかし、トレードの資金を得るために消費者金融やカードローンなどで借金をした場合は別です。
軍資金が足りないからと借金でトレードをしたらどうなるでしょうか? 勝てれば利益で借金を返済できますが、多くのケースは負けて借金ができてしまいます。
また、借金をしている以上、損したくないという気持ちが強くなり余計に大損するリスクが高くなります。
儲けたい、損したくないといった欲があると、トレードで勝つのは難しくなります。借金をしたお金でトレードをするのだけはやめてください。
海外FXで大損しないための5つの方法
借金のリスクがほとんどない海外FXであっても、大損するリスクは避けられません。そのため、感情の赴くまま取引をしても損失が膨らんでいくだけです。では、大損しないためにはどうすればよいのでしょうか?
- ロットを大きくしすぎない
- 注文時に損切りを必ず設定する
- ゼロカットシステムを導入している業者を使う
- ルールを破らずに取引をする
- ボーナスをうまく活用する
どの方法も大事なので、詳しく解説しますね!
1.ロットを大きくしすぎない
海外FXは借金のリスクはありません。とはいえ、レバレッジが高いのでロットを大きくし過ぎると、大損するリスクも高くなります。
例えば、軍資金10万円でレバレッジ1,000倍の業者を使い、90ロットの取引をした場合で考えてみましょう。
この場合、エントリーした価格から9.1pips逆に動いただけで強制ロスカットされ、8万2,000円も損します。
このように、ロットを大きくすれば稼ぎやすくなる反面、大損するリスクも高くなるので注意が必要です。
2.注文時に損切りを必ず設定する
大損しないためには注文時に損切りを必ず設定してください。注文時に損切りを設定するべき理由は2つあります。
- 知らない間に想定以上の含み損が発生するのを防ぐため
- 損切りを確実に設定するため
まず、FXの取引では少し目を話した間に10pips以上下落するのは珍しくありません。お風呂に入って戻ってきたら、ポジションがすべて強制ロスカットされていたなんてこともあります。
加えて、損失を増やさないためには、損切りも必要です。損切りを設定していなければ、ついつい損したくないという欲が働き、ずるずると決済せずに含み損が拡大するからです。
3.ゼロカットシステムを導入している業者を使う
借金を背負わないようにするためには、ゼロカットシステムを導入している業者を使うのは絶対条件です。
FXは値動きが激しいため、いつでも大損するリスクがあります。スイスフランショックのように2,500pipsも動くケースが再び起きないともいえないので、必ずゼロカットシステムの導入業者を使ってください。
また、極まれに海外FX業者でも追証を導入している業者があるので、ゼロカットを導入しているかホームページで確認しておきましょう。
4.ルールを破らずに取引をする
FXでは、エントリー〜決済までルールを破らずに淡々と取引を進めます。感情的になってルールを破ると余計に含み損が悪化します。
必ず、以下の点を守って取引しましょう。
- 最初に決めたロットで取引をする
- チャンスの場面以外ではエントリーしない
- 想定していた価格まで動いたら利益確定もしくは損切りをする
FXは一発勝負で大儲けを狙う投資ではありません。あくまでも勝ち負けを繰り返しながら利益を増やしていくものなので、淡々とルール通りに取引をする必要があります。
5.ボーナスをうまく活用する
海外FX業者にはボーナス制度があります。ボーナスとは証拠金の代わりに使えるので、上手く使えば、損失を最小限に抑えられます。
例えば、100%入金ボーナスを提供している業者へ5万円を入金すると、証拠金10万円から取引を開始できます。
そして、万が一口座のお金を全額失っても、実際の損失は入金した5万円のみです。なぜなら、残りの5万円はボーナスだからです。
また、ボーナスがあれば証拠金も増えるので、含み損にも耐えやすくなります。大損しないためには、ボーナスを上手く使うのが重要です。
まとめ:海外FXなら安心して取引ができる
多くの海外FXでは、ゼロカットシステムの導入により、大損しても借金のリスクはありません。そのため、ニュースや突発的な価格変動を恐れずに取引ができます。
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日本語で丁寧なサポートを受けられるため、これから海外FXデビューする方は口座開設しましょう!