海外FXで板情報を確認する方法|板情報でトレンド転換や相場の流れが分かる!?

海外FXに限らず、投資の世界でよく目にするのが「板情報」です。

「板情報って聞いたことがあるけれど、何が分かるの?」

「板情報を確認したいけれど、方法が分からない!」

板情報をどうやって見たり、調べたりするかが分からなければ、存在は知っていてもうまく活用できませんよね?

ですが、もし板情報を活用できれば、

「どこでトレンド転換が起きたか?」

「相場の流れはどちらにあるか?」

などを判断できるようになれます!

そこでこの記事では、

  • 板情報の基本
  • 板情報から分かること
  • 海外FXで板情報を確認する方法

などについて解説します。

この記事を読めば、FXの板情報で分かることから海外FXで板情報を確認する方法まで理解でき、FXトレーダーとしてレベルアップできます!

この記事を書いた人

かせあきら
海外FX歴8年の現役トレーダー兼ライター

国内FXで取引を始めるも、2016年の「イギリスEU離脱選挙」「アメリカ大統領選」で約定力の低さが原因で2度の大負けを経験。しかし某有名ブロガーの教えで、約定力の高い海外FXに行き着く。トレードスタイルはスイング~ポジション。2020年からライターとして「FX」「クレジットカード」「格安sim」など、お金に関する記事を中心に執筆。海外FX関連なら200記事以上の実績がある。


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まずは基本!板情報とは?

板情報とは
参考画像:外為どっとコム

板情報とは、価格ごとに売買注文(ポジション)がどれ程の量で出ているかを、一目で判断できるようにしたものです。

上記画像の通り、板情報には、

  • 上半分(水色)が「売りポジション」
  • 中央が「現在レート」
  • 下半分(赤色)が「買いポジション」

が表示されており、目盛り1つ1つが各価格のポジション量を表しています。つまり板情報を見ることによって、どの価格にどれ程のポジションが溜まっているか、スグ判断することができます!

では板情報を確認することでどんなことが分かるのかを、次章から見ていきましょう!

トレーダーなら理解しておきたい!板情報から分かること2点

板情報を確認することによって分かることは、以下の通り。

【板情報で分かること】

  1. トレンド転換
  2. 相場の流れ

それぞれトレーダーなら知っておきたい内容になりますので、しっかり理解しておきましょう。

分かること1:トレンド転換

板情報を確認することで、「どこでトレンド転換したか?」が分かります。なぜならFXのレートは、

  • 売りをしてポジションを供給する側
  • 売りのポジションを欲しがり、買いを入れて需要する側

というバランスで決定しており、このバランスが崩れた方向へ相場が動くからです。

例えば、「売り」「買い」という名前の二人が、シーソー(相場)に乗っていたとします。二人は時の流れと共に体重(ポジション量)が変化する体質なので、シーソー(相場)は体重が重い方へと傾いていきます。

つまり売り・買いのポジション量のバランスが崩れれば、トレンドが反転するきっかけとなるのです。

具体的にどう確認するかを、ある日のEUR/JPY(ユーロ円)の板情報で見てみましょう。

EUR/JPYの板情報
参考画像:外為どっとコム

上記画像の板情報からは、

  • 「130.30」で売りポジションが一番溜まっている
  • レートは「120.70」

と確認できます。つまりこの段階では、「レート130.30の辺りで、トレンド転換が起きているかも?」と考えることができます。

ではこれをチャートで確認すると、どうでしょうか?

チャートで確認すると1

上記画像から、途中までは上昇トレンドが続いていましたが、大量の売り注文のせいで「130.30」を境に下降トレンドへと転換しています。つまり板情報の「130.30」で大量に溜まっている売りポジションは、大量の売りが仕掛けられた結果なのです。その影響で多少の買い注文が入ったとしても、売りポジションと相殺されるため、チャートでは「130.30」がまるでバリアのように働き、跳ね返されているのが確認できます。

よって板情報を見れば、トレンド転換したかの証拠を掴むことができます!

分かること2:相場の流れ

板情報を見ることで、相場がどちらの方向へ流れているか(トレンドが形成されているか)も判断できます。なぜなら、板情報に表示されている目盛り一つ一つが「ポジション量」を表しており、合計の多い方へと相場が傾くからです。

では実際にどうなのか、板情報で確認してみましょう!

板情報でポジション量を比較すると
参考画像:外為どっとコム

上記画像からは、

  • 「売りポジション」は全部で「43」
  • 「買いポジション」は全部で「30」

となりますので、売りポジションの方がポジション量は多いことが分かります。つまり、

売りポジションが多い

売り圧力が強い

多少買い注文が入っても、売りポジションの方が多いので跳ね返される

下降トレンドが形成されやすい

と考えることができます。

では実際にチャートで下降トレンドが形成されているか、確認してみましょう。

上記画像から、チャートでは下降トレンドが形成されています。これは板情報で確認した、売りポジションの合計が多いことが原因です。よって板情報を見れば、どちらの方向へ相場の流れ(トレンド)が形成されているかを掴むことができます!

海外FXで板情報を確認する方法2選

海外FXで板情報を確認する方法は、2つあります。

  1. 海外FXのcTraderで確認する
  2. 板情報提供サイトで確認する

自分で確認しやすい方を選んで、確認しましょう。

方法1:海外FXのcTraderで確認する

cTraderとは、2011年に英のスポットウェアシステム社が開発したFXプラットフォームです。cTraderは海外FXで主流となっているMT4/MT5と違い、板情報が実装されているため、いつでも好きなときに確認できるメリットがあります。しかし提供している業者が少なく、口座開設しなければ利用できない点がデメリットです。

口座開設することでcTraderを利用できる海外FX業者は、以下の通り。

【cTrader提供FX業者】

  1. Axiory
  2. TradeView

cTraderが使える業者1:Axiroy

出典:Axiory

AxioryでcTraderを使うためには、最短5分で完了する「リアル口座開設」をする必要があります。

ライセンス ベリーズ国際金融サービス委員会
レバレッジ 400倍
スプレッド(USD/JPY) 0.85pips
ボーナス 入金ボーナス(不定期)
ボーナスのクッション機能 なし
日本語サポート 平日9:00〜24:00

Axiroyのメリットは、以下の通り。

【Axiroyのメリット】

  • cTraderが使える
  • 約定力が高い
  • スプレッドが狭い

【海外FXの約定力】

海外FX業者 平均約定時間 約定率
IS6FX 0.29秒 99.46%
XM 1秒以内 99.35%
Axiory 0.16秒 99.99%

特に上表から約定力は、

  • 平均約定時間「0.16秒」
  • 約定率「99.99%」

と高水準でまとまっており、他社と比較しても優れているのが分かります。

逆にデメリットは、以下の通り。

【Axiroyのデメリット】

  • レバレッジが低い
  • ボーナスが少ない(しかも不定期)

【レバレッジ比較】

海外FX業者 レバレッジ(最大)
GEMFOREX 1,000倍
XM 888倍
Axiory 400倍

上記の通りAxiroyのレバレッジは「400倍」と低く、他社よりも低水準となります。ボーナスも年に数回(しかも不定期)だけしか付与しませんので、常時付与してくれるXMなどと比較すると物足りません。

よってボーナスが無くてもいいから、cTraderを使いたくて、かつ約定力を求めている方には、Axiroyがオススメです!

 

 

cTraderが使える業者2:TradeView

出典:TradeView

TradeViewでcTraderを使う為には、「TradeView個人口座」で口座開設を行う必要があります。

ライセンス ケイマン諸島金融庁
レバレッジ 400倍
スプレッド(USD/JPY) 1.1pips
ボーナス なし
ボーナスのクッション機能 ボーナス提供なし
日本語サポート 平日24時間

TradeViewのメリットは、以下の通り。

【TradeViewのメリット】

  • cTraderが使える
  • スプレッドが狭い

一番の強みはスプレッドがとても狭いこと。手数料も1ロットあたり2.5ドルと低い水準なので、スキャルピングトレーダーに人気があります。

逆にデメリットは、以下の通り。

【TradeViewのデメリット】

  • レバレッジが低い
  • ボーナスがない
  • 英語の公式サイトでないと得られない情報が多い

【レバレッジ比較】

海外FX業者 レバレッジ(最大)
GEMFOREX 1,000倍
XM 888倍
TradeView 400倍

上記の通りTradeViewのレバレッジは「400倍」と低く、他社よりも低水準となります。またボーナスがないので資金が少ない方には厳しかったり、英語版の公式サイトでないと記載していない内容(口座タイプなど)があったりと、ハードルが高いものがあります。

よって英語が気にならず、cTraderを使いたくて、かつスプレッドの狭さにこだわりたい方には、TradeViewがオススメです!

方法2:板情報提供サイトで確認する

最も手軽に板情報を確認する方法として、「板情報提供サイトで確認する」があります。板情報を提供しているサイトは、以下の通り。

【板情報を提供しているサイト】

サイト名 特徴
外為どっとコム「外為注文情報」  外為どっとコム顧客が対象。更新頻度は10分毎。

外為どっとコムの「外為注文情報」は、外為どっとコムの顧客の板情報であるため、世界中で取引されている注文とは少しだけ差があります。しかしネットで手軽に調べたいときは重宝しますので、「海外FXで口座開設までして板情報をチェックするのは、面倒くさい………」という方にはオススメです!

まとめ:板情報の理解が進めば有利な取引ができる!

FXと板情報は、切っても切れない関係です。そのため板情報と調べ方が分かったあなたは、きっとFXで有利な立場になれるはずです! あとは自信を持って、トレードに望みましょう!

もしまだ海外FXで口座を開設していなければ、BigBossがオススメです!

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