【書評】「マンガでわかる はじめての海外FX」を徹底レビュー!及川式”天才チャート”とは!?
2021年4月に発売された「マンガでわかる はじめての海外FX」という書籍。Amazonでも5つ星の評価が多く、高評判を得ています。
ただそうは言っても、
「マンガだけど内容は大丈夫かな?」
「素人だけど、理解できるか心配…」
「『海外FX』って聞いたことないけど、大丈夫?」
と不安になっていたのではないでしょうか…?
精一杯稼いだお金をFXに投じるわけですから、慎重になるのもムリはないでしょう。 しかしだからと言って、せっかく気になった本書を読まずに過ごしても、現状は何も変わりません。
そこで今回は、本サイトおすすめ書籍「マンガでわかる はじめての海外FX」の概要や、海外FX初心者が本書を読むメリットについて紹介します。
著者は投資やビジネスで計6回もの無一文を経験しながらも、現在はFXで月間1,000pips以上を安定獲得している現役FXトレーダーです。
FX初心者の方でも本書を読めば、海外FXがどういうものかを理解してFXに取り組めます。

海外FX「BigBoss大攻略」編集部
FXトレードの経験があるライターによる執筆記事のみを掲載。「海外FXをもっと簡単に」というミッションのもと発信活動を続けている。
筆者の及川圭哉さんってどんな人?
本著の及川圭哉さんは1965年12月29日に東京で生まれ、数々の実績者を輩出するトレーダー集団「FXism(エフエックスイズム)」を主催しています。昨年は、「ガチ速FX」というベストセラー本も出されてましたね。
なお、及川さんの投資歴は1998年以来の20年。6度の無一文を経験するも、独自の投資手法を構築し、莫大な資産を築きあげることに成功しました。
<及川さんの経歴>
- 2006年:6度の無一文を経験し、3勝7敗でも利益が出せる独自手法を構築。これを機に多額の資産を築き上げることに成功する
- 2007年:その独自のトレード手法を公開
- 2014年:『専業トレーダー1000人育成』を達成するためにFX動画チャンネルとブログを開設。
- 2017年:Youtubeのチャネル登録が6300人を突破
なお、自身が筆を綴るブログでは月間15万PV達成し、メルマガの会員は37,000人、そしてLINE@登録者数は17,000人にも及ぶそうです。
「マンガでわかる はじめての海外FX」を読むメリット
本書を読むメリットは、3つあります。
- マンガで全体像が把握できる
- 売買すべき通貨ペアがわかる
- 著者オリジナルの「天才チャート」を体系的に学べる
この記事の筆者も実際に本書を読んだので、その感想も含め以下で解説して行きます!
1.マンガで海外FXの全体像が把握できる
FX系の本を初めて読んだ方は、大抵途中から内容について行けなくなり、挫折するというパターンが多いと思います。本って活字ばかりで大変ですからね…。
しかし本書は、各章で「概要をマンガを解説→文章による詳細解説」という構成が組まれているので、初心者の方でも挫折しにくいメリットがあります。
FXに限らず何事も「基本」が大切。挫折せずに読破できるかは重要です。 また各章の冒頭で用語解説もあるので、いちいちネットで調べずに読み進められます。
なお、タイトルで「マンガでわかる」とは書いてあるものの、大事な部分はきちんと文章で解説されてるので安心です。
2.売買すべき通貨ペアがわかる
FXトレードで最初にしなければならないのが通貨ペア選び。FXは異なる国同士の通貨を売買して利益を狙う取引ですが、その通貨の組み合わせを「通貨ペア」と呼びます。
通貨ペア選びは、いわば「戦場選び」です。通貨ペアには、 ・USD/JPY(米ドル/日本円)」 ・EUR/GBP(ユーロ/英ポンド) などがあり、時間帯によって値動きが全く違います。
つまり自分がトレードしようと思った時に「どの戦場が激戦区で、一番成果を上げやすいか?」を考える必要があります。
それを知る方法として、本書で紹介しているのが「通貨強弱」です。 「通貨強弱」とは「どの通貨が最強で、どの通貨が最弱か?」を客観的に分析する方法です。
「通貨強弱」を駆使すれば、値動きが一番激しく利益を得やすい通貨ペアを見つけることができます。なお本書を手に取って読めば、その手法をもっと深く知れるでしょう。
3.著者オリジナルの「天才チャート」を体系的に学べる
初心者の方がチャートを見て「買い」「売り」を正しく判断できる方は少ないと思います。 そんな時に役に立つのが、本書で紹介している「天才チャート」です。
「天才チャート」とは筆者オリジナルのチャートであり、これを使えばいつ「買い」「売り」をすればいいかが分かるでしょう。
また「価格がどこまで到達したら損切り、もしくは利確すれば良いか?」などもこの「天才チャート」で判断できますね。
ここは筆者も読んでてかなり有益に感じた部分です。 つまり「天才チャート」を使ってトレードを繰り返せば、「損切り」を正しく行うことができ、上手な「負け方」も身に付けることができます。
これ以上はここで話せないと思いますので(笑)、天才チャートの詳細はぜひ本書を実際に購入して読んでみてください!
「マンガでわかる はじめての海外FX」の概要
さて、それでは本書の概要をざっとまとめましょう。主に本で述べられている主張は以下の4つです。
- デイトレなら効率よく資産が築ける
- デイトレするなら海外FXが一番の理由
- メンタルの基本は「負け方」を知ること
- 勝ち逃げをモットーにする
これらに関する内容が「はじめての海外FX」ではより深く解説されているのですが、その「触り」の部分を順に紹介して行きますね。
1.デイトレなら効率良く資産が築ける
筆者はデイトレを推奨しています。なぜなら他の投資方法と比較して、効率良く資産を築けるからです。
デイトレードとは、1回のトレードを数十分から数時間かけて取引する手法。基本的には翌日以降にポジションを持ち越さないことがデイトレのルールとなっています。
例えば「不動産投資」は物件を買うのに数千万円かかりますが、平均利回りは東京で3〜4%と、そこまで高くありません。
仮にこの利回りで運用しても、資金が倍になるまで25〜30年もかかります。 つまり「不動産投資」は、短期間で効率良くお金を稼ぐ為の投資には不向きでしょう。
しかし、FXならレバレッジ(口座資金を何倍するかの設定値のこと)を高く設定すれば効率良く稼げます。
例えば資金10万円を「レバレッジ:500倍」に設定すれば、資金は5,000万円となり、0.2%の利益が発生すれば金額にして10万円が手に入ります。結果、最初の資金と合わせて、資金は倍の20万円です。
2.デイトレするなら海外FXが一番の理由
筆者がデイトレするなら海外FXを推す理由として、「ハイレバレッジで利益を狙いつつ、ゼロカットで借金を負うリスクを回避できるから」と述べています。
ゼロカット保証は、顧客が投資した以上の損失が発生しないようにするための施策のこと。ゼロカットシステムが採用されていれば、自分は口座の残高以上の損失を被ることがなくなり、損失分は自動的にゼロにリセットされます。
レバレッジは国内FXだと「25倍」が最大ですが、海外FXなら「数百倍以上(ハイレバレッジ)」に設定できるのが当たり前となっています。
ハイレバレッジを活かせば、少しの資金で大きな利益を獲得するチャンスが生まれるのです。
また国内FXは、取引で生じたマイナス分を「追証(おいしょう)」としてユーザーに請求します。 そのためユーザーは、追証が支払えなければ借金を背負うこととなり、これがFXで破産する原因にもなっています。
しかし海外FX特有の「ゼロカット」があれば、マイナス分を支払うことなく、いつでも安心してトレードに臨むことができます。
3.メンタルの基本は「負け方」を知ること
FXトレードをする上で切り離せないのが、メンタル管理です。 筆者は「『勝ち方』より『負け方』を知らなければ、いつか破産する」と説明しています。
なぜならどんな優秀なトレーダーでも勝ち続けるのは不可能であり、筆者も「勝率は75%前後」と本書で述べています。
つまり負けは誰にでも必ず訪れるものだと言うこと。
例えば以下のように「強引に勝ち続けようとしたユーザー」は、破産する可能性が高いと言えます。
【例】「強引に勝ち続けようとしたユーザー」
相場が逆行し、損切りラインに近づく
↓
負けが嫌で損切りラインを動かしたら、たまたま勝った。
↓
味を占めて、それから同じ事を繰り返す。
↓
ある日、いつものように損切りラインを移動したら、一切値が戻らなかった。
↓
限界一杯まで損切りラインを動かし続けてしまい、ついには損切りが確定する。
↓
損切り額が口座残高を超える額だったため、破産に。
本書でも、主人公が5万円→25万円に増やすことに成功しました。 しかしその後、その成功体験が忘れられず、負け始めても取引に熱くなっていき、ついには資金が底をついてしまうという結末を迎えてしまいます。
主人公のようにならないためにも、「負け方」を学ぶことが大切です。
4.勝ち逃げをモットーにする
デイトレは1日に数時間しかトレードしません。ゆえに短期決戦です。
そのため筆者は、利益が出たらすぐ止める「勝ち逃げ」を推奨しています。 理由はいずれ訪れる負けの損失で、せっかくの利益を相殺してしまうからです。
【例】
最初の20分で利益「6万円」を獲得(本書では、この時点で止めるのを勧めています)
↓
その後のトレードで損失発生。利益が「3万円」に減少。
↓
失った利益「3万円」を取り戻そうとトレードを続けるが、感情的になっているためズルズル負け続ける。
↓
結局その日は「±0円」で終了
上の例では、最初の利益「6万円」が出た時点で取引を終了すればよかったのですが、なぜ終了できなかったのでしょうか?
考えられる理由として、「人は最初から無いモノに対しては執着しないが、手に入れたモノに対しては執着する」という性質があるからです。
これは、人間なら誰にでも起こりうる心理現象です。例えばあなたにも、以下のような心当りはありませんでしょうか?
【例】
こどもの頃、友人から貰ったおもちゃを「返して」と言われた時に「返したくない」と答えた。
この例なら「せっかく手に入れたおもちゃで、ずっと遊んでいたい」という気持ちから、「返したくない」と答えたと言えます。
特にFXでは自分の大切なお金を費やしてトレードするわけですから、「負けたくない!」という思いが強すぎて、退き際を間違えることがあります。
そうならないためにも、利益が出たら「勝ち逃げ」を意識するのが重要になるのです。
本サイトおすすめ書籍「マンガでわかる はじめての海外FX」のまとめ
ここまでの内容をまとめると、以下の通りです。
- 筆者は20年以上のキャリアを持つ現役FXトレーダー
- 海外FXならリスクを抑えて効率よくデイトレできる
- 「勝ち方」より「負け方」が重要
- 各章が「マンガ→文章」という構成であり、大事な部分は押さえた内容
- 売買すべき通貨ペアの選び方や、著者オリジナルの「天才チャート」が分かる
さらに深く海外FXについて学びたければ、ぜひ本書を手に取って読んでみてください。著者は「ガチ速FX」というベストセラー本も出されている実績者であり、彼の唱える「天才チャート」も非常に有益な内容でした。
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