【図解】BigBoss(ビッグボス)でEAを使う方法とは? EAの選び方からMT4導入まで徹底解説!
BigBossを利用するFXトレーダーの中には、仕事で忙しくトレードの時間を取れない方もいるでしょう。
「いっそのこと、機械にトレードを任せてしまいたい!」と考えているのであれば、MT4にEAを導入するのをおすすめします。
EAはトレーダーの代わりに自動で売買してくれるので、仕事や育児で時間を割けない方でもトレードできます。
とはいえ「BigBossでEAって使えるの?」「そもそもEAってよく分からないし、どうやって選べばいいんだろう」
と悩む方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、
- EAの仕組み
- EAを利用するメリットやデメリット
- MT4にEAを設定する方法
について解説します。
この記事では、MT4の設定方法を画像つきで解説しているので、始めて設定をする方でも安心です。ぜひ、この記事を読み進めながら、EAを導入しましょう!

海外FX「BigBoss大攻略」編集部
FXトレードの経験があるライターによる執筆記事のみを掲載。「海外FXをもっと簡単に」というミッションのもと発信活動を続けている。
EAとは自動売買システムのこと
EAとは「エキスパートアドバイザー」の略であり、指定されたルールに則って自動的に売買するシステムです。
利用方法も、インターネット上で配布あるいは市販されているEAをダウンロードしてMT4に設定するだけ。
また、パラメーターをいじったりロット数を変えたりできるので、相場環境や自分の資金量に合わせてカスタマイズが可能です。
EAを使った自動売買で、月に1,000万円以上稼いでいるトレーダーもいます。
EAを使用する2つのメリットを解説!
トレードをするだけなら、自分の力だけでも可能です。ただ、EAを使った自動売買には、以下のようなメリットがあります。
- トレードに時間を取られない
- 淡々とトレードしてくれる
順番に解説します!
1.トレードに時間を取られない
EAを使えば、システムが24時間体制であなたに代わって自動的にトレードしてくれます。トレーダーはチャートを監視する必要がなく、時間も取られません。
そのため、日中忙しいサラリーマンや主婦でも、仕事や育児との両立が簡単にできます。
他方、自分で直接トレードする場合、パソコンの前に座って長時間チャートを見なければなりません。
この方法では、エントリーのチャンスがくるまでずっとチャートを見続ける必要があります。加えて、エントリー後も決済まで気を抜けません。なぜなら、チャートから数分でも目を離すと、価格が急激に変動して大損するケースがあるからです。
トレード以外にやることが多い方は、EAを使用してトレードした方が精神的にも楽になるでしょう。
2.淡々とトレードしてくれる
EAは事前に設定されたルール通りにトレードするので、取引に人間の感情が介入しなくなります。
トレード中、損をしたくない感情に引きづられて損切りできなかったり、利益を追い求めすぎて利食いのタイミングを逃したりしたことはありませんか?
「感情の赴くままにトレードしてはいけない」と頭の中で理解していても、実際にルールを守るのは至難の技でしょう。
しかし、EAを使った自動売買なら、システムが淡々とトレードしてくれるので、苦しむ必要はありません。
EAを使用するデメリット2つとは?
EAを使用した自動売買はとても便利です。ただ、デメリットがないわけではありません。利用する前に以下のデメリットに注意しましょう。
- トレードの技術が身につきにくい
- 大きな値動きに対応しにくい
詳しく解説しますね!
1.トレードの技術が身につきにくい
EAを使用した場合、トレーダーは自分でトレードしなくて済むので楽になります。しかし、勝手にトレードをしてくれる反面、自分の頭で考えて売買するわけではないので、トレード技術は身につかないでしょう。
トレード技術を身に付けたいと考えているのであれば、EAを使用した自動売買と裁量トレードを併用するのをおすすめします。
2.大きな値動きに対応しにくい
FXの価格は、米国の雇用統計や各国の要人発言の影響により、大きく変動するケースがあります。
為替変動リスクを避けるためには、経済指標時のトレードを避けたり、ポジションを減らしたりしなければなりません。
ところが、EAは、あくまでもルール通り自動的にトレードをするツールです。EAが勝手に相場環境の変化を察知してトレードを停止するのは不可能です。
そのため、どんなに素晴らしい手法が組み込まれたEAでも、放置するだけでは大きな値動きに巻き込まれて大損するリスクがあります。
FXの価格に影響を与えるイベントの前後や相場環境の変化次第では、EAを止めるようにしましょう。
多くのEAをBigBossのMT4で利用可能!
インターネット上で市販・配布されているEAは、BigBossのMT4にセットすれば利用可能です。
例えばTRYGGER LIMITEDでは、6,500種類以上のEAが紹介されています。有料のEAがほとんどですが、無料でダウンロードできるEAもあります。
また、MT4やMT5からもアクセス可能なメタトレーダーのフォーラムでは、9,000種類以上のEAが販売されています。海外のトレーダーが開発したEAを使えるので、ぜひ購入してみてください。
これで迷わない!EAの選定ポイント3選
EAを使った自動売買に興味があっても、どのEAを選べばよいのかわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、EAを選ぶポイント3つと注意点を解説します。
- 検証回数と期間
- ドローダウンの数値
- プロフィットファクターの数値
詳しく見ていきましょう!
1.検証回数と期間
優秀な成績を残しているといえるEAは、トレードの検証回数が多く、検証期間が長いのが特徴です。検証回数や期間が少なすぎる場合、たまたま相場環境と相性がよかった可能性があるからです。
そのため、現在の利益率や損益だけを見て選ぶと、痛い目に遭うかもしれません。検証回数の目安は年間100~150回以上、検証期間の目安は最低でも1年以上のものを選びましょう。
2.ドローダウンの数値
ドローダウンとは、トレードで負けた時に生じる最大の損失です。例えば証拠金300万円でドローダウン10%のEAを動かした場合、最大損失額は30万円です。
ドローダウンが大きすぎるEAは証拠金を全額失うリスクが高くなるので、注意してください。そのため、できるだけドローダウンの数値が低いEAを選ぶようにしましょう。
3.プロフィットファクターの数値
プロフィットファクターとは、利益と損失の比率を表した数値です。基本的にプロフィットファクターが1を上回っているEAほど勝ちやすいといわれています。
勝率 | Aさん | Bさん |
---|---|---|
1回のトレードの平均利益 | 60pips | 20pips |
1回のトレードの平均損失 | 10pips | 200pips |
プロフィット ファクター |
6 | 0.1 |
例えば、Aさんのプロフィットファクターは6なので、相当勝ちやすいEAです。一方で、BさんのEAのプロフィットファクターはたったの0.1なので、かなり勝ちにくいEAといえるでしょう。
プロフィットファクターは平均利益を平均損失で割ればわかるので、必ず計算してください。できれば、プロフィットファクターが1.5以上のEAを選ぶのをおすすめします。
EA選定の注意点
EAを選ぶ際にはいくつか注意点があります。
- バックテストは信用しない
- 相場環境によってEAの成績は大きく変わる
- 高いEAほど優秀とは限らない
全く勝てないEAを選んでしまうリスクもあるので、必ず注意しておきましょう!
1.バックテストは信用できない
EAの販売サイトでは、過去にトレードした場合の検証結果(バックデータ)として、以下のような情報を確認できます。
- 損益
- ドローダウン率
- 平均利益や平均損失
- プロフィットファクター
また、証拠金の増減が折れ線グラフでわかるので、成績のよいEAがひと目でわかるでしょう。ただ、バックテストはあくまでも過去のデータなので必ずしも信用できません。
さらに、バックテストのレポートは簡単に改ざんができるため、本当の実績なのかはわからないので注意が必要です。
バックテストだけでなく、現在もリアルタイムで運用が続いているフォワードテストの実績を重要視しましょう。
2.相場環境によってEAの成績は大きく変わる
どんなに優秀なEAでも相場環境によって成績は大きく変わります。したがって、販売サイトの損益ランキングで上位に来るEAを選んでも、大損する可能性はあります。
例えば、レンジ相場で大きな利益を得やすいEAとして有名なのが、利益になるまでポジションを追加しながら保有し続けるナンピン型EA。しかし、トレンド相場が発生すれば、証拠金を全額失うケースも多くなります。
筆者と同じナンピン型EAの利用者の中には、たった1か月で6か月以上かけて積み上げてきた利益を吹き飛ばした方もいました。このように、どんなに儲かるEAでもリスクが高ければ、成績が悪化する可能性は十分あります。
3.価格が高いEAほど優秀とは限らない
EAは無料のものから数十万円以上するものもあります。価格が高いEAほど成績がよいと考えるかもしれません。しかし、EAの成績は価格に比例しないので注意してください。
数千円しかしないEAでも使い方次第では優秀になりますし、数十万円するEAでも負ける時は負けます。
したがって、重要なのは価格ではありません。検証期間や損益率などの情報から優秀なEAを探す必要があります。
BigBossでEAを使う場合のおすすめ口座を紹介!
BigBossには「スタンダードFX口座」と「プロスプレッド口座」があります。2つの口座の違いは以下の通りです。
スタンダード口座 | プロスプレッド 口座 |
|
---|---|---|
レバレッジ | 999倍 | 999倍 |
ボーナス | もらえる | もらえる |
手数料 | 無料 | 1ロットあたり 片道4.5ドル |
スプレッド | 普通 | 狭い |
EAの使用 | 可能 | 可能 |
BigBossでEAを使う場合は、手法によっておすすめの口座が違います。順番に見ていきましょう!
スイングトレードのEAを使用するならスタンダード口座
スイングトレードの場合、取引回数は多くありません。そのため、スプレッドの狭さはそこまで気にする必要がないので、手数料無料のスタンダード口座を選びましょう。
なぜなら、1回のトレードで獲得できる利益幅が多いので、スプレッドを差し引いても利益が残りやすいからです。手数料がかからない分、スタンダード口座がおすすめです。
スキャルピングやデイトレードならプロスプレッド口座
スキャルピングやデイトレードなど、取引回数やロット数が多い場合は、プロスプレッド口座を選びましょう。
プロスプレッド口座はスプレッドが狭いため、手数料を含めても取引コストを下げられます。以下は、ある日のUSD/JPYのスプレッドと、取引をした場合の利益幅を比較した表です。
スタンダード口座 | プロスプレッド 口座 |
|
---|---|---|
USD/JPYの スプレッド※ |
1.6pips | 1.45pips |
10pips獲得時に残る利益 | 8.4pips | 8.55pips |
20pips獲得時に残る利益 | 18.4pips | 18.55pips |
※プロスプレッド口座は、取引手数料も含めた損益
スタンダード口座よりもプロスプレッド口座の方が取引コストが安くなるので、多くの利益を残せます。ロット数や取引回数が多ければ、損益も増加するので、プロスプレッド口座がおすすめです。
BigBossのMT4にEAを設定する方法
EAを使って自動売買する際に、多くの方が頭を悩ませるのがMT4にEAを設定する方法です。以下の手順に沿って設定を進めます。
- EAを選ぶ
- EAをダウンロードする
- MT4にEAを設定する
順番に詳しく解説しますね!
1.EAを選ぶ
まずはEAをダウンロードします。以下のサイトは、メタトレーダーのサイトです。この記事では「PZ MA Crossover」をダウンロードしてみます。
「PZ MA Crossover EA」をダウンロードすると、過去のバックテストがわかります。重要なのは、以下の4つ。
- 検証期間
- プロフィットファクター
- ドローダウン
- トレード回数
それぞれ、以下の画像のラインを引いている箇所です。
バックテストの数値を見る限り、このEAは優秀なEAといえるでしょう。
検証期間(Period) | 2005年1月から2018年10月まで |
---|---|
検証回数(Total trades) | 563回 |
ドローダウン(Maximal drawdown) | 43.93% |
プロフィットファクター(Profit factor) | 1.83 |
検証期間が長く検証回数も一定数あるため、長期間生き残っているといえます。プロフィットファクターも1.83と1.5を上回っているので、申し分ありません。
ただし、ドローダウンが43.93%はリスクが高いので注意が必要です。成績が悪くなると、100万円の資金が56万円に減少するリスクを受け入れられるように資金管理しなければなりません。
また、現在も運用しているEAの場合は、必ずフォワードテストも確認しましょう。
2.EAをダウンロードする
次にEAをダウンロードします。
左のダウンロードをクリックすると、MT4をインストールしているかどうか聞かれます。ここで「はい」をクリックすれば、自動的にMT4が開きますので、EAの設定に進みましょう。MT4をダウンロードしていない人は、BigBossでダウンロードしてください。
3.MT4にEAを設定する
メタトレーダーのサイトからEAをダウンロードした場合、MT4左のナビゲーターにある「エキスパートアドバイザ」の場所にダウンロードされます。
今回のEAではEUR/USDの4時間足を使うので、チャートを表示させます。そしてダウンロードした「PZ MA Crossover EA」をチャートにドラッグアンドドロップしてください。すると以下のような画面が表示されます。
「全般」タブをクリックし、「自動売買を許可する」にチェック。
なお「パラメーター」タブでは、ポジションを持つタイミングやLot数などの細かい設定が可能で、後からでも変更できます。
「OK」をクリックすると、チャートの右上にEAの名前と顔のマークが表示されているので、設定完了です。
EAを動かすときは「自動売買」をクリックしましょう。すると「自動売買」の色が赤から緑色に変わります。きちんとEAが起動している場合、以下のように、右上の顔マークが笑っている表情に変わります。
これでEAの設定が完了したので、自動的にトレードをしてくれます。ただし、一つ注意点として、必ず1週間に1回はきちんとEAが作動しているか確認してください。
たまにチャート右上の顔マークが笑っていない表情に変化しているケースがあります。原因はわかりませんが、筆者の経験でも半年に1回くらいのペースで作動していないことがあるので注意しましょう。
また、市販のサイトでダウンロードした場合は、EAをいちいちMT4のデータフォルダに入れる作業が必要です。したがって、以下の記事を参考にしながら進める必要があります。
▶市販のサイトからMT4にインジケーターやEAをダウンロードする手順はこちらで解説!
まとめ:BigBossではEAを使った自動売買ができる!
トレードに割く時間があまりない方は、EAを使った自動売買をしましょう。自動的にルールに沿ってトレードしてくれるので、よいEAを選べば、チャートを見ることなく楽して勝てる可能性があります。
ただし、EAは相場環境により成績が大きく変わるので注意が必要です。できるだけ検証期間や検証回数が長いEAを選びましょう。
EAを使った自動売買ができるおすすめの業者はBigBoss!
BigBossならスタンダード口座もプロスプレッド口座も最大レバレッジ999倍で取引ができます。ポジション数に上限はないので、スキャルピングにもおすすめの業者です。
EAで勝つコツはできるだけ相性のよい相場環境の時にトレードすること。したがって、早めにBigBossでトレードを開始しましょう!